その時の心身の状態、器の大きさでは
対処しきれないような辛いことがあった時。
人は自分の辛い気持ちが分からないように、
心を麻痺させます。
麻痺させて、なんとか生き延びて
仕事に行ったり、
社会生活を送ろうとします。
麻痺させると、
思惑通り、辛い気持ちは分かりにくくなりますが
楽しい、これが好き、これが嫌、なども
全部が分からなくなります。
なので、毎日がなんとなく楽しくない。
麻痺させても、辛さや怒りを
感じていない訳ではないんです。
麻痺させた辛さなどのネガティブな感情は
認識されなくても、どんどんと
体に蓄積されていきます。
それが諸々の病気や、症状につながることもあります。
偏頭痛、PMS、下痢、腰痛、膝痛、
胃痛、めまい、取れない疲労感、
筋腫、鼻炎、不眠
などなど。
この、麻痺させて溜まったネガティブな感情を
出す、解放する、を目的とした
セラピー、整体などは
時にものすごい反動を引き起こすことがあります。
私も、過去にものすごい反動が出て
半年ぐらい仕事も行けずに、
ほぼ寝たきりになったことがあります。
上半身を中心に（耳と鼻の穴まで）
皮膚が炎症、腫れて爛れて、
腫れが治る過程で滲出液がダラダラ・・・（＾＾；
あれは本当に大変でした。
受ける人の体の
出せる量、解放できる量、
変化を受け入れられる器の大きさよりも
施術によって（強制的に）出した、
解放した量が大きすぎると、
時に社会生活が成り立たないほどの
反動になることがあります。
「施術を受けている人の許容量を
見極めて施術している！」
と、施術者は言うでしょう。
しかしなかなかどうして、
そこは難しいところがあるものです。
反射の統合ワークは、
緩んだり、出せたり、解放が起こったりします。
でも、それが目的ではないんです。
出せる体、出しても大丈夫な心身、
解放を起こせる心身に育てる。
なんです。
目的が
出す、解放する、と
出せる体、解放を起こせる体に育てる、の違いは
施術やワークの安全性と
本人に選択肢と決定権がある、と言う面で
とっても大きな差があります。
あまりピンとこない人の方が多いだろうとは思うけど、
でも、ほんっとうに
この差はデカい！！
なので、統合ワークで心身を育てた上で
解放のワークや施術、セッションを受けるのが
とってもおすすめです。
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