2021年に書いていた記事に
加筆と修正をしたものです。
 
 

 

ここ最近、信田さよ子さんの本をいろいろ読んでいます。

 

信田さんはカウンセラーで、アダルトチルドレンという言葉を広めた人です。

 

この言葉は、親から自分は被害を受けたのだ、ということを自覚し、

親からの被害や呪いを解くスタートになる言葉だそうです。

 

確かにな、と思います。

お客さんでも、親を「まぁいまで言う毒親だったんですかねぇ」と言える人はまあまあいます。

 

でも、「私は親から被害を受けた」と言える人は?と想像すると

あんまり多くはないんじゃないかなと思います。

 

 

なぜか。

①自分を被害者だと思いたくない。

②具体的に”被害”がどんなことか分からない。

 

じゃないかなと思います。

 

 

自分を被害者だと思いたくない、というのは、

実はけっこう認識しにくい気持ちです。

『親を悪く思いたくない』という言葉で表されることが多いです。

親を悪く思いたいくない、悪く言いたくない、の下に

自分を被害者だと思いたくない、があります。

 

 

 

”親からの被害”というと、殴られたり、そのほかとんでもなくひどいことをイメージしますか?

 

でもそんな派手でわかりやすいものばかりではありません。

そっちの方が少数かもしれない。

 

 

「そんな些細なことも被害って言うの?」と感じるようなことだったりします。

 

・何かうまくできなかった時、ため息をつかれた。舌打ちをされた。

・親の愚痴に、同意せずにいたら不機嫌そうにされた。

・「そんなこと言う子は、ウチの子じゃない!」

・遊びに連れて行ってくれる約束を「そんなこと言ったっけ?」「仕事なんだから仕方ない!」と反故にされる。

・「やめなさい!」「だめ!」「やめて!」

・他の子供と比べる。

・「あなたは、あんなことしないよね?」などのコントロール。

・学校で必要なものを、すぐに買ってくれない。

・目の前で夫婦喧嘩をされる。

・両親が、子供の前で性的な雰囲気を漏らしてしまう。

・容姿について言及される。

・たまに殴られる。

・たまに締め出しをされる。

などなど。

 

 

こういうことも”被害”です。

 

(最後の二つはかなり分かりやすい”被害”なのだけど、自分の傷つきに無自覚だと、これらを”大したことをされたわけではないし”と認識していたりします)

 

なので、親から殴られたり怒鳴られたり、ひどいことをされた記憶が無くても

大人になってから不特定多数とのセックス、ドラッグやアルコール、リストカットなどなどの問題が出る。

生き辛くてたまらなくなる。

 

そんなケースもいっぱいあります。

 

何か言われなくても、親からの無言の期待、〜であるべきという圧は

血液に滲み入るように子どもに伝わり、子どもは家の中でいつも緊張します。

 

 

 

 

うちはまぁまぁの頻度で、両親とも怒鳴ったり暴れたりもありました。

父が帰ってくると途端に家の中に緊張が走るのもよく分かりました。

 

なので、相対的に母といる時は、緊張なんて無いと思ってたのかもしれません。

 

 

でも実は全然そんなことはなくて、

母の望むような良い子、ちゃんとしてる子であろうと努めていて、

そう望まれることに対して「嫌だ!」と言うなんて

考えもしませんでした。

 

でもほんとは言いたかった。

 

 

 

 

その反動のひとつが、大学生の時の性的逸脱かなぁと思います。

 

その時にはやっていた、出会い系サイトで不特定多数と会い、セックスするのを繰り返していた時がありました。

 

その時は、別の理由で自分がそういうことをしてると思ってました。

 

主には、女性として自信が欲しいから、とか。

 

落ちついた頭で振り返れば、出会いとセックスの中身は全然それにそぐわない、とすぐ分かるのですが

その時の頭は無意識に埋め込まれた緊張と混乱でぐちゃぐちゃなので、そんなことも分かりませんでした。

 

 

 

何かの時に、セックスを拒んでみたことがありました。

 

何回か会ったことのある人だったし、楽しい人という印象でした。

でもその人はむっつりと黙って、そのまま一言も喋らず1時間ぐらいテレビを見ていて、

それから一度もこちらを見ることなく駅まで歩き、

わたしが立ち止まってもどんどん先を歩いて見えなくなっていきました。

その時、自分が自分にしていたことの空虚さが急に理解できて

それからはそういうことはしなくなりました。

 

虚しさと、妙な達成感もありました。

 

 

 

相手にとって思い通りにならなかったから、捨てられた。

 

でも、わたしは最後までわたしの思う通りに出来た!

 

 

カウンセラーとして、その時のわたしに声をかけるなら

『そうだよ!よく出来たね!』かもだけど

 

親友として声をかけるのなら

『そんなことぐらいで、満足とか達成感とか言うなよ!もっと当たり前に大切にしてくれる人なんていくらでもいるんだぞ?!

わざわざ変なのばっかり選んで、それで達成感ってなんだよ!バカか?!目を覚ませ!』 かな 笑

 

 

 

 

そんな体験があるせいなのか、セックスにまつわる相談も多いです。

打ち明けるのに勇気がいることだと思います。

まず話してくださったことに敬意を払いたいと、いつも思っています。

 

 

 

以下のメニューで、こういうテーマを取り扱えます。

 

自分のことをしっかり理解したいならキネシオロジー

元気を満たして、自分を大切にする感覚を体験したいなら、オイルトリートメントが適しています。

自分で自分の気持ちを分かるようになりたい、安心の感覚、健全な境界線を獲得したいなら、反射の統合ワークがおすすめです。

 

 

▶️ キネシオロジー

▶️ オイルトリートメント

▶️ 反射の統合ワーク

 

 

どんな体験も、それに至る理由がある。

 

まだそれについてなんとも言えない思いがあるのなら、

その体験の中で経験した感情が未整理で、まだ名前すらつけられていないから。

 

 

わたしとの話の中で、名前がつけられるかもしれないし

その後にぽろぽろと記憶の蘇りと、名前付けが起こることもよくあります。

 

 

 

どうか、ご自分の体験、感情、時間に名前をつけて

取り戻してゆけますように。

 

 

 

そんな思いで、お待ちしています。

 

 

 

 

 

 
 
 

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