連れてまいりました、ぽんずを獣医さんへ!
<なぜ行くことになったかと言うと…>
さてここで、非経験者さんのために
説明しますと、尿検査のための受診は
なかなか綿密な計画を要します。
事前に採尿できれば問題ないのですが
(それ場合も、できるだけ新鮮なほうがいいようです)
獣医さんに圧迫排尿してもらう場合
膀胱にオシッコが(ある程度)たまっている状態で
出向かないと、注射針を刺して採尿する
ネコが可哀そうなパターンか、
「また今度…」となにもせずに帰される
人間が可哀そうなパターンになるのです。
(単純に圧迫排尿するのも、十分気の毒なんですが。)
よって、「今日こそは受診!」と決めた日は
下手なストーカーもびっくりな執拗さで
対象猫の一挙手一投足に目を光らせ、
膀胱の状態を把握する必要があります。
(「なに見てるの、おばちゃん?」)
立派にストーカー業をこなしながら筆者、
考えました。
「採尿してあげたい…が、
失敗した場合、今日は受診ができなくなる…
が、今日行かないと当分行けない…」
というわけで、ある土曜日の夕方。
何も知らないぽんちゃん、
拉致&圧迫排尿という魔の手に襲われることに。
(「え…?」)
しかーーーーし!
(猫を被った)迷える子羊を神は見捨てないのか?
はたまた、実はぽんちゃん、
“持ってる”女だったのか?
それとも持っているのは、筆者なのか?
理由はともかく、筆者に拉致される過程で
恐れおののいたぽんちゃん、
オシッコちびらせちゃったんです。
(「ホントこわかったの…まだ放心状態よ…」)
「そんなに筆者さんが怖かったんですね…
かわいそうに、ぽんちゃん…」
と思われた、そこのあなた!
いいえ、これこそぽんちゃん(と筆者が)
起こした奇跡。
お漏らしを(以前獣医さんにもらっていた)
スポイトで吸い取り、容器に入れれば
あっちゅーまに採尿成功!
恐怖におびえるぽんちゃんを拉致し
(オシッコちびっちゃうほど筆者が怖かった…
ってどーいうことよ?と頭の片隅で気になりつつ)
尿と共に、勇んで受診してまいりましたよ。
(「拉致する人とは、目合わせないんだもん。」)
結果としては、尿路衛生は問題なし。
獣医さんに、これまでのことを色々話し
関節炎の可能性を排除するために
1週間、痛み止めを飲むことになりました。
“カックン”ももしや、関節炎のせいだった…?
など、今まで痛い思いをさせていたのかしら?
と罪悪感を感じながら始まった、
ぽんちゃんへの投薬。
果たして、その結果は…!?
■ 獣医さんでは、“借りてきた猫”状態のぽんちゃん、
そんなところも可愛いと言ってくれる里親さん、
探しています!