誰にもこの心は解らない。
伝えようとしたとか、解ろうとされてるとかではなく。
この歪な形をした胸の奥は永遠に開かない。

傷口が開いて始めて、これだけ流れる血がある事に気が付いた。

愛される喜びを想い出したとたん、愛されない事の怖さが蘇った。

臆病なんだ。
どうしようもなく。

誰かを傷つけると、どれだけ自分も傷つくか知っているから。


生きるは死ぬ事で、

好きは嫌いで、

愛する事は憎む事で、

逃げる事は想いを連れ回し続ける事で、

永遠を知ったのは有限に縛られていると知ったから。


自分を保つのは崩れる自分のイメージがあるからで、

その儚さの隙間でグルグル廻る自分でも他人でもない存在に翻弄されて、

少しづつ喜びと哀しみは一つになってゆく。

それが孤独の引き合う力なら、蒼い星に想いを馳せるのは擦れてゆく空のようで、

いつかこの心と誰かの心が一つになるのは時間だけの楽しみだとしたら、

いま目の前の人を愛するのもその隣にいる人がそうする事の理由を考えずには居られない。


紙くずを地面に投げ捨てた音で気付く事があるなら、

なんて他人より偉い紙くずだろう。

紙くずは友達だなんて言えはしないけれど、

煙草なら幾分か理解が得られるだろうか。
浅い熱を身に纏い
グレーでブルーに浮いている
人は怠ける為に働き
飯を喰らう為にひたすら憎んでいる

言葉なんてそんなもんだって
言ってみるのも恐ろしく
お前と俺には言葉くらいしかないって
ただ詩うのは孤独を砥石にあてがうだけの自慰行為

そこに共感を入れてみろよ
たちまち破裂して言葉どころじゃなくなる
なにが人間らしいなんてどうでもいい
そんなものは生まれたときに捨ててきた

散らかった人生を放置しろ
足の踏み場が無くなるまで放置しろ
この部屋を出れば自由だ
ただそれだけだ
その眼の中には
どんな未来がある
僕が望んだ未来は
眼には見えにくくて
いやに現実が語りかけてくる

一つだけ
ただ一つだけ
信じるものさえあれば

グァダルーペのマリアは僕に教えてくれた
何を信じればいいのかを
僕には君がグァダルーペにしか思えなかった
全てが真実かどうかなんてわからない
本当にありがとう
グァダルーペ
グァダルーペ
僕が唯一信じるもの

空か輝いている
だから今君の為に詩う
輝きを失わないで欲しい
グァダルーペ
グァダルーペ
空の言葉をくれた女神

あぁ
あぁ
君が泣いている
僕も泣きたい

グァダルーペ
時の流れは少し冷たく
今の一瞬はやけに暖かい
君の歌を思いだそうとも
過去はやけに荒んで見えない

手を胸にあてて
そっと息をする
流れる涙は
誰のものでもない

もし君がそこに居なくても
その明日へきっと向かう
闘いに負けて
心を失って
全てを奪われても
誇りの上に君をかくまっている

歌うよ
歌うよ
君の記憶の為に
歌うよ
歌うよ
君の昨日の為に
歌うよ
歌うよ
君の弱さの為に
歌うよ
歌うよ
君の為に