たまに、お客様から以下のようなご相談を受けることがあります。
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入院して保険金をもらった。
もう入院しないと思うので、保険を解約しようと思ってる。
このあと保険料を払うのがもったいないので。
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当社のお客様の場合も、そうではない一般の方からの場合もあります。
私は、このようなケースでは、以下の理由から、解約しないで契約を継続することを強くお勧めしています。
1.解約後、新たな保険に加入したいと思っても、既往症によって、望む保険に加入できない場合があること。
2.再度、他の病気やけがで入院や手術を受ける可能性もあり、解約は無防備であること。
3.解約後、仮に他の保険に加入した場合、年齢が上がっていたりして今までよりも保険料が割高になってしまう場合があること。
ここまでは、ごく当たり前の理由なんですが、私は、これ以外に生命保険契約については、以下のようなことを考えています。
それは、保険契約は、お客様同士の相互扶助で成り立っているということです。
ご自身の保険、私の保険も含めてですが、その保険料はもちろん自分自身の保障のために支払っているのですが、同時に他のお客様のために支払っているということでもあります。
もし、自分自身が保険金を受け取ったら、それは、他の多くの保険金を受け取っていないお客様の保険料から保険金が捻出されたということです。
また、自分自身が保険金を受け取っていなければ、他の誰か困っているお客様の保険金として、ご自身の保険料が使われているということですね。
こう考えると、自分自身が保険金を受け取ったからといって、「もう保険は用なし」として解約することは、相互扶助という精神からは少し外れてしまうというのが私の考え方です。
自分は運よく、保険金を受け取って経済的に助かった。
だからこれからは、他の人のために、微力ながら自分の保険料を役立てて欲しい。
つまり利他の精神ですね。
お客様にここまで求めるのは、ちょっと行き過ぎとは思いますが、このように生命保険を考えていただくと、ますます制度としての生命保険が進化していくと思います。
それは、最終的には、お客様ご自身のためになるものと考えています。
生命保険って奥が深いですね。
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