あなたの人柄でファンができ、望む成果を作る！
ダイヤモンド自己紹介トレーナーの佐々亜紀です
先日、胸がいっぱいになる
出来事がありました。
それは
夫方の祖母・美意子おばあちゃん(95)の
夢を叶えることができたからです。
参考記事
祖母が入居する老人ホームから
連絡を受けたのが約２週間前。
老衰により
かなり弱ってきていますとのことでした。
その後
身元引き受け人である夫が
私たち家族を連れて、祖母の元へ。
その時、祖母に
自宅に帰りたい？と聞いてみると
絞り出すような声で
こう答えたのでした。
か え り た い
自宅に一時帰宅をするのも
それなりのリスクが伴うのですが
なんとか祖母の夢を叶えたいと
夫が施設と交渉し
様々な承諾書にサインをした上で
この日を迎えることができました。
職員と看護師さんが付き添い
介護用タクシーに乗せて下さり
片道１時間。
家族である私たちは
自宅で待つだけなので、負担はなく
とても有難かったです。
そして段差がある自宅玄関を
大人５人がかりで祖母のベッドを持ち上げて
自宅リビングまで運びました。
ゆーっくりと目を開けて
何かをボーッと眺め、
みつめる美意子おばあちゃん
何か飲みたい？と聞くと
小さな声で
コーヒー
と答えてくれたり
昔の懐かしい写真を見せた時に
おおぉぉぉ
という声を上げて反応してくれたことも
夫はすごく喜んでいました。
おばあちゃんの好きな
ノラジョーンズの音楽を流し
庭の緑を眺めながら
なんとも穏やかな時が刻まれたのでした。
今回、私は
夫の祖母の一時帰宅という
記念すべき１日を通じて
介護の現場で働く人へ、
私は感謝と敬意を強く感じました。
私たち家族だけで
祖母を移動させることは不可能なこと。
そこを見事に叶えてくださり
安心感と幸福感が広がりました。
そして祖母が
人生の最期に
住み慣れた自宅に戻ってくることができたこと。
それは幼少期から
可愛がってもらった孫(夫)にとっても、
一生忘れることのできない尊い時間でした。
孫と祖母の夢を
叶えていただいて
本当に
本当に...
ありがとうございました
同伴してくださった施設の方に伝えると
そんなことを言ってくださって
こちらこそ、ありがとうございます
と丁寧にお辞儀をして下さいました。
介護の現場は、人手不足で重労働。
職種としても必ずしも
人気職ではないのかもしれません。
しかし
介護現場の人が
こうして家族の夢を叶えることに
全力で寄与して下さる現場をみていると
私はただただ頭が下がります。
そして私は大切なことに気がつきました。
これはきっと
どんな職業であったとしても
同じことが言えるはずだ！と。
私たちの仕事は
誰かの、何かに、必ず役に立っている。
誰かの、何かの夢を叶え
誰かの、何かの、お困りごとを解決しているんだ！
私は、そう気付かされました。
そして、もう１つ。
何もできない祖母が、
ただそこにいるだけで
ふと心が安らぎ、
幸せになれる家族がここにいるんです。
だからこそ
仕事の有無や職種に関わらず
私たちは
何をしても
何もしなくても
どんな人にも価値がある！
そんなことにも
改めて私は、気がつかされました。
祖母が数年振りに
住み慣れた自宅に戻れた日。
そこには
雲一つない
清々しい
青空が広がっていました。
