午前中の会議の途中に、電話が鳴った。

 

だれだ?と思ってみると、妻から…   イヤな予感…

 

 

「 Kくんが、通勤途中に車とぶつかって、救急車で運ばれた。 」

 

 

開口一番にショッキングな一言で始まったから、私もビックリ。

少々席を外し、状況をよく聞いてみると…

 

〇自転車通勤の途中で車とぶつかった。

〇頭をぶつけたようなので、救急車で病院に搬送される。

〇とりあえず自分から母に電話してるので元気ではある。

〇救急車で行先の病院を探してる途中なので電話する余裕がある。

 

そんな状況なので、慌てて駆けつけるような話ではなさそうだ。

なので、私は会議に戻り、その後の情報を待つことにした。

 

 

けど、なんの連絡もないし、メールで一言

「大丈夫だったみたい…」

 

 

帰ってからK本人に連絡すると元気な声が聞こえる。

MRIもCTもエコーもやって、なんの異常もなかったということだ。

転んだ時に服を破いたことと、擦り傷ができたくらいでたいしたことはない。

 

……だってさ。

 

 

で、良く聞いてみると…

下り坂でスピード出し過ぎて、停まろうと思ったらスリップ。

そのままの勢いのまま車に突っ込んだんだって。

 

 

あなたは、おバカですか?

いい年して、しかも通勤途中に。

 
ヘルメットは被っておらず、「お盆休みに取りに帰ろうと思ってた。」だって。

 

無事で良かったからなんとも言えるけど、

相変わらずビックリを突き付けてくる息子です。

まったく困ったもんだ。

 

 

5月末から更新が途絶え… いつのまに1か月以上経過。

そんな間に、単身赴任も1年を超え、いよいよ2年目となりました。

 

 

と、そんな矢先に、息子Kが会社を辞めて北海道から帰ってきた。

再就職はどこにするのかと思っていたら…

 

自宅………私の街………Kの街

 

という感じで、直線ではないけれど… 

Kにとっては自宅に帰るよりは父の方が近いけど…

私にとっては、自宅もKも同じような距離かな… 中間点くらい。

そんな距離感のところに住むようになったのです。

なにかあっても、(飲んでさえなければ)車飛ばせば2時間ちょっと。

北海道よりは安心感がありますね。

 

6月から新職場で働き始めて、間もなく2か月になろうというところ。

時折、私から連絡してみるのですが、まあ元気にやってるようです。

あんな性格だから、職場の皆様からも可愛がって頂けてるようです。

 

 

そんなKのこと…

 

先月の終わりに自宅に帰ったところ、

妻にKの部屋を見てきてごらんよ。と。

 

なにかと思って足を運ぶと…

たくさんのマグネットシールがクローゼットに張り付けてあり…

 

近くで見ると…

なんと道の駅カードでした。

 

そのわきには丁寧に、北海道道の駅マップ。

なんとなんと、4月いっぱいで会社を辞めてから5月末に北海道を去るまでの間、

北海道内を車で走り回り、約130もの道の駅すべてを制覇したのだと。

しかもまた、こうやって全ての道の駅カードを手に入れて、

わざわざ実家に帰って来て、自分の部屋にこれ見よがしに貼っていく。

 

なんだかさぁ、どこまでも羨ましい息子だこと。

どこまでも行動力と思い切りが良い息子だこと。

 

私の血が半分は混じっていることを実感します。

 

 

この先、どうなるかわかりませんけど、

少しは近くなったので、しっかりと見守ってあげたいと思います。

 

 

私が単身赴任してから、妻に催促されていたお祭り。

私も、良く理解しておらず、わかっておらず、半分は興味がなかった。

 

昨年は7月末に実施され、馬までもが熱中症で死んでしまったということで、

今年から新たに5月開催と日程が改められ、昨日までの土日に開催された。

 

ま、詳細は、ここのオフィシャルを見れば良くわかるのですけど…

 

 

 

なにせ、乗り気でなかったこともあり(妻には申し訳ないが)、

事前の準備が全くできてなかったこともあり、

「とりあえず行ってみよう!」と行ってきた。

 

 

すると、すると…

思ってた以上に歴史も深く、迫力もあり、爽快であり、心にしみたのです。

 

まずは、場内への入場。

1時間たっても行列は切れず、淡々と入場していく。

落ち着かない馬や、おとなしい馬など、手綱さばきが素晴らしい。

入場前には、口上が告げられ、

「ここに、集結する!」と入場。

 

入場すると、こんなに広い。

ここに約350騎っていったかな? 集結したそうです。

これはなかなか圧巻ですよ。

 

最初は、甲冑競馬。

見た通り、甲冑を着た武将たちが、馬を操り競馬する。

旗がなびいているから、風を切る音がすさまじい。

土を蹴る響きと、風を切る旗の音が場内を興奮させますね。

最初のレースで圧倒されましたよ。

 

そして、1等をとって…

 

 

そして次が、神旗争奪戦。

高く打ち上げられた神旗を騎馬武者たちが奪い合う。

2mくらいあるのかなぁ? 1回に2旗が打ち上げられ、風になびきながら落下する。

当日は南風が強く、会場の左から右へ流れていく感じかな。

 

その着地点を予測して、馬を巧みに操り、落下点へ。

落ちてくるのを見事に空中キャッチするのが一番カッコいいけど、

着地したものを拾い上げるのもまた大変な技のようだ。

ホコリまみれの中での、争奪戦だ。

 

初めて行ったから、何時に行って、どこで何を見ると良いのかサッパリ。

でも、今回行ったことで、何時ころにどこに行けば良いのかが分かったぞ。

 

それに、会社の先輩は、本会場はもう飽きた。と。

それぞれの郷の出陣式が、厳かで心にしみわたる。と言っていた。

今回のを教訓に、来年はもうちょっと利口に観戦してみたいと思う。

 

一夜明けた本日は、相馬の博物館に行ってみた。
すると、この相馬野馬追の歴史などが展示されており、理解を深めることができた。
こんなに歴史と伝統と、それを守ろうとする人たちがいることが良くわかりました。
何ごとも、事前の調査は必要だなと痛感したところです。

 

あ、妻とのことはなにも記載しなかったけど、

土曜日から今日のお昼過ぎまで、仲良く過ごせましたよ。

野馬追に満足して帰っていきました。