サドとブラックはファミレスで話し合いをしていた。

サド・お前のバイト先で話し合いなんかして…すまない。

サドの表情は申し訳なさげだった。

ブラック・いいんです、ゲキカラもシブヤも行方不明だそうですね。

ブラックは十字架を手でいじりながら切り出した。


サド・あぁ…、矢場久根が関わってる事はわかった。

ブラック・有名な矢場久根やマジ女の卒業生が次々と行方不明になってます、気を付けてくださいね。

サド・わかった…お前もな、頑張れよ、看護士になるんだっけ?。

ブラック・はい。

そして、ファミレスの駐車場でブラックは矢場久根の生徒に襲われていた。

アキ・ごめんなさいね、あなたに恨みはないんだが…。

ブラック・クッ。

アキ・…私には守らなければならないものがある。

ブラックは気を失った。

マサナ・…運ぼう。
前田・ハァハァハァ。

20分近く経ち前田はかなり疲労していた。

優子・…何を考えている?。

前田・ハァハァハァ。

優子・なぜ避けるだけで、自ら仕掛けてこないんだ?。

前田・あなたが私を惑わすために優子さんの姿をしているかどうかはわからないけど…あなたがそのままで戦うなら、私は…。

優子・ちっ。

優子の姿をしたもう一人の前田の本能は姿を変えた。

前田・その方が戦いやすいよ。

前田の本能はほぼ前田そっくりの姿に変わった、ただ右半分に仮面を付けていた。

前田の本能・よっ、これならいいんだろ。

前田・一発でケリ付けるよ。

前田の本能・調子にのんなよ…。

前田・うおぉぉ!。

前田の本能・あぁぁぁ!。

現実の前田の暴走は悪化の一途をたどっていた。

前田・キシャャャャャ!。

ムルカ・ちっ。

前田は変わり果てた姿で暴走していた。


ネイキッド・ムルカは2周目だっけ?。

アスラン・確かな、これで45分。

ネイキッド・私が3周目来たら…。

アスラン・タイムオーバー…やな。

ムルカ・なんだ…コレ。

前田・ヴゥキシャャャャャ。

前田の背中に青白い炎の羽が生えていた。

ムルカ・仕方ない。

ムルカが手をかざすとの緑色の仮面が光った。


レレン・まさか…。

ネイキッド・本気出す気か?、ムルカの奴。

アスラン・それくらいヤバいって事やろ。

前田・うっ。

ムルカ・ん?。

前田・ぐぐぐぐぬ、あぁ!。

前田は仮面の右半分を剥いだ。

前田・ハァハァ。

前田は倒れ込んだ。

ムルカ・大丈夫か?。

アスラン・おーい。

珠理奈・前田さん。

アスラン・今…どんな感じ?。

前田・気持ち良いよ…。

アスラン・上出来や、明日は2段階目入るで。
謎の声・生まれたその日、その瞬間僕らは死んだんだよ。




前田・優子さん…、ここ学校…?。

そこはマジ女の薄暗い校庭だった。

優子・そうだ…大島優子だ、あんたの中ではな。

前田・中…?。

優子・ここはあくまでもあんたの中だ、あんたの心の中で私は生きてるからここにいるだけだ。

前田・私は…確かもう一人の自分と。

優子・そうだな…構えろよ。

前田・えっ?。

優子・いくぜ、前田っ。

優子は思い切り殴りかかる、前田はそれをかろうじてかわす。

前田・優子さん、なんで?。

優子・私がもう一人のあんただからだ。

現実ではアウトレイジと珠理奈が暴走する前田を止めていた。

ネイキッド・あと3秒!。


前田・キシャャャャャ!。

前田の顔は青白く縦の黒い線が4つ入った仮面に覆われていた。

レレン・交代!。

レレンは急いで倉庫のシャッターを開いた。

ネイキッド・意外と進行早いから気を付けろ。

レレン・あいよ。

前田・キシャシャシャ。

レレン・私、レレン、よろしく。

レレンの顔の左半分に水色の仮面が現れた。


学ランは物思いにふけながらマジ女の廊下を歩いていた。

そこに歌舞伎シスターズが通りかかった。

学ラン・おい、歌舞伎姉妹。

大歌舞伎・なんだ。

学ラン・俺達、前田四天王だよな。

小歌舞伎・まぁな。

大歌舞伎・だるまが勝手に言いだしたんだけどな。

学ラン・前田の役に立ちたいか?。

大歌舞伎・…私達はだるまみたいにあいつを慕ってる訳じゃないし、あんたみたいに愛してる訳じゃない。

学ラン・…そうか。

大歌舞伎・まっ断る理由もないんだけど。

そう言って二人は薄く微笑んだ。

学ラン・お前ら…。

学ランは素直に嬉しかった。

小歌舞伎・で、何か話…あるんだろ?。