桜舞い散る 風荒れた夜
学生服とセーラー服の二人が
桜の下でキスを交わし合う


やがて二人は抱き合いながら
くるくると 土手を転がり
夏草を踏みつぶし ながら キスを交わし合う


「君の舌が僕の舌に重なる時
僕は凄く気持ちがいいんだ」


少年は 少女を公衆トイレに連れて行き また深いキスをする


やがて二人はあきたのか 座り込み 学校の校歌を口ずさむ
外は冷たい風が吹き荒れ 真っ黒の犬が 吠えまくる


少年は口にハサミを加え 少女の服を切り刻む 少女は瞳を大きくさせ 逃げようとするが
少年は夢中になり 彼女の服を全て剥がした


「君は僕の何なんだ!?」


「えっ!?」


「僕をただ 遊んだつもりじゃ無いだろうね!?」


「人を呼ぶわよ」


「やはり遊びだったのか!?」


「違うわよ あなた変よ」


「うるさい 遊びじゃないんだなじゃぐずぐず言うな 愛してやる」


すると少年は 少女の肌にハサミで傷を付け始めた 少女は絶叫しハサミの刃が 肌にめり込む度
少女は人間ではない ような声を上げた


少年はお構いなしに切り刻んで いく 「これが快感と愛の叫びか」そう思うと少年は切り刻むのをやめた


少年はハサミを口から 落とし
床に座り込んだ だって少女は
もう人間では なくなっていたから 肉がひっくり帰り 血液の花を辺りに撒き散らしていたから


少年は震える身体を押さえ
深夜の街並みに消えていった
その時 もの凄い雨が町に降り出した
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僕と言葉達


「ねぇ君は僕の事好きかな?」

「うん好きだよ」

「あなたは私の道しるべ」

「道しるべ?」

「そして標識よ」
そう言うと、ビールを飲み
彼女は肩を震わせ
泣くような素振りなどなかったのに彼女は泣いた。

僕はそんな彼女を
抱きしめ、愛は何処へ行ったと
心の中で叫び続けた。

やがて彼女は泣きつかれたのか、眠ってしまった。
僕は押し入れから布団を取り出し畳の上に敷き、彼女を寝かせた。
僕は眠りたくもないのに布団に入ったが、眠れず窓の外に降る
雪を見つめながら煙草を吸った。



「愛の怪物愛の方程式」


彼女の花びら
闇に光る


彼女の瞳
僕をうつし
苦笑い


永遠の愛
暗闇の中で
白く揺れる


彼女の欠伸
僕の胸に
突き刺さる


彼女の腕に
築かなかった
小さな黒子


2人の部屋
薔薇色の風が
吹いている


彼女のピアス
他人からの
プレゼント


夢の中
泣き叫ぶ
僕と君


愛の計算式
+-=の
繰り返し


24時間足


深い湖の
波揺れる
逆富士
雪化粧


芋虫や
あなたに会いたい
芋虫や


青空に
悲しみ落とす
爆撃機


母の顔
右目左目
涙模様


聖なる夜に
僕の命が
消えました


メリークリスマス
お父さん


葉は死なない
母は死ぬが
葉は死なない


クリスマスローズ
あなたは僕を
苦しめた


時計の針
明日が嫌だと
泣いている


腐敗人
虫の合唱
子守歌


24時間足


妹の喘ぎ声
夢の中まで
追ってくる


先生僕は
孤立者の
ジャパニストです


僕のバナナ
彼女を包む
白い糸


縄に縛られ
彼女のシャワー
飛び散ります


僕のバナナ
加えて
微笑む
彼女は悪女


真っ白な雪
築けば君の
体


トルストイと
ボストン眼鏡
相性いいねと
ロシア文学


森を切るなと
僕は叫ぶ
木になって


性欲の渦
僕の胸を濡らし
夜が明けたら
罪の渦


縞柄靴下
僕の興奮
高ぶります


星柄布地
僕の指を
吸い込みます


24時間足

「愛は三角定規」

まるで僕等は
三角定規のような恋をしている
二人重なり
六角形の恋はつかの間無残に消える


窓の外には
悲しい雨が僕を見つめ笑ってる
時の中に潜り込み
僕は泣いている白紙のような
心に


そして雨は強くなり
僕は独りになります


まるで僕等は
三角定規のような恋をしている
二人離れて
六角形は作れなくなりました


窓の外の雨は
白い雪に変わり始めて
君に新しい三角定規が
重なったんだと僕は泣きます


そして雪は強く降り
やがて朝になります


僕は眠る度に苦しんでいた。
朝起きると、汗で布団は濡れている。
そんな日々が続いたのです。
苦しむ理由はきっと僕の「夢」
の中にあるんだと思う。


僕眠る度、同じ夢を見ていた。
ボロボロの上履きをとお道具袋を抱え、急いでいるのか走っているんだ。
だが、僕がいる所はいつも、砂漠のような場所で、周りには岩と砂と枯れた花しかないんだ。


諦めればいいのに、僕は走っている。足の裏は砂の熱さで真っ赤になっている。
だけど、夢だから痛みは感じないんだ。


ただ走り続け ゴールが無い砂漠を走り続けているんだ。
すると場面は変わり、緑の中に、湖が広がっている。
湖に霧がかかり始めて、今度は山をさまよっているんだ。


湿った土が、足の裏につき走りづらいのに僕は走る。
枝や葉で足を切りながらも、ただ走っているんだ。


そんな僕を残して、夜を迎える。すると小さな民家が見えるんだ。僕は息を切らし、民家の玄関で
声を上げる。


「すいません!!誰かいませんか!?」


結局人は居らず、一人で朝を待つ。夜の山は寒く、腹が減った僕は、胡桃や蛇を捕まえ食べていた。木と木の間から見える三日月が
僕を照らし、まるで母が僕を見つめていてくれているような気がして、安心して眠ってしまった。


朝目覚めると、ムカデが膝、太股、首を横断しており、僕は慌てて手ではらった。
後ろを向くと、昨夜見た民家は無くなっていた。


僕が立ち上がろうとした瞬間
地面が崩れ始め、僕はまた砂漠に戻って来てしまった。
三角形で作られている世界には、出口は無く、ただの生き地獄だった。


僕は諦め、また砂漠を歩いた。
すると、真っ黒の袋を着込み、三角定規を手にした、5人の道化師達が僕の目の前に現れ、首をカチカチと振り子のように振っている。


僕は道化師達に囲まれ、三角定規で体を切り刻まれてしまう。
真っ赤な血液が砂を染めて、枯れていた花が咲き始める。


「ちきしょ… この世界は…」

道化師が口を開く。

「これは君の現実なんだよ」

「えっ…」

そう言われる時、僕は夢から目を覚ます。汗でシャツは濡れ、喉がからからだ。
僕はリビングに水を飲みに行こうと、扉を開けた。

「あっ あぁ…」

そこには、夢の中で見た、砂漠と湖が広がり、僕は一つの扉を行き来していただけだったのである。

すると、崖の上に横一列に並び首を振る道化師達が、僕を見つめ微笑んでいる。
砂嵐が舞、右左に道化師達が次々と姿を表し、僕に語りかける。


「夢の中の君は 本当の君で」
「夢以外の君は 嘘の君で」
「夢の中でしか 見えない景色は全部君が作った幻のオアシスなのだ」


そう言うと 道化師達は一生に笑い出し、僕を囲みぐるぐると周り出す。その時僕は、思った。


「僕の人生はここで 終わりだと」


そう思った時、道化師達と僕を笑うかのように、三日月が空に一つ浮かんでいた。


「僕はもう 帰れないのかな?」
完