「詩」とは言えないが、「死」
とは言えるだろう。
「死」と「詩」の答えや疑問は、日常に転がっている。
これは僕たたりの、初「死集」だ。

短い「詩」が何個も姿を現します。全て僕の想いや夢や恐怖の扉。




「蒼い月の下蒼い土の上」


「僕は自分を棄てましてね」

「どういう意味かね?」

「僕が見てい世界は現実で、僕が生きている世界は夢なんです」

「何を言っている」

「わからないだろうね、自分が一番だって思ってる貴方には」

「君誰に物を言ってるかわかるのかね!?」

「お見せしましょう僕の夢の世界を」




「たたりの夢劇場」


蒼い月が涙を流し
蒼い涙が町を濡らし
悲しい気持が僕の元へやって来る



旅人悲しき
夏草の
滴る水滴
我の涙



時計が鳴れば
友は去り
僕は独りぼっち



硝子瓶の中
小さな彼女
花を抱え
ア・イ・ウ・エ・オ



夢時々嘘
夢時々本当
夢は明日の預言者



自由に空を飛ぶ
道化師達のサーカス
僕は昨日見たよ



地球は回る
時計のように
針が止まれば
僕は天国



夕陽を見つめ
母を想う
思春期の初恋



僕は村を棄てた
夢が堕ちていなかったから



明日は来る
だから夢見るさ
明日の僕を
見るために



彼女の瞳には
僕じゃない他人が
うつっていた



スープの中に君独り
こんなに真っ赤になって
僕は真夜中の
ストレンジャー
君を守る事も出来ない
ストレンジャー



愛は人間の心を変えて
闇と欲望を作り上げる
人は欲に漬け込まれ
金を求め
死を見つめ
母の膝枕
あぁこいしや



24時間足



天上に骨
天下に血しぶき



三角形の僕
三角形の君
六角形の君と僕



ゴーン ゴーン
鐘が鳴る
戦場の地に



紫陽花の花
雨に濡れ
毒を吐く



父の膝から
真っ白な蛆虫
こんにちは



24時間脚



火の海
消えゆく
母子の喘ぎ声



狂おしき
真夏の毒殺



幼い娘の優しい
闇の顔
光と影の葬式幕
鬼の顔に雨霰
夏草プールに浮いている



切断悲しき
薔薇色の
海に眠る
僕の目
たたり
孤独歌詞集です。
どうぞご堪能あれ。


「孤独な365日の愛」
どうせ僕等の愛は
枯れ葉のように他人に潰されて
次の日には
涙も想いも紙吹雪のようになります

朝焼け夕焼け五月雨
悲しき愛の子守歌を歌っていますやがて静かに夜が訪れて
夢に堕ちます

どうせ僕等の愛は
赤提灯と線香花火のように
静かに落ち
風にさらわれてしまいます

真っ赤な命よ
あの夏の川辺の出来事を
君は孤独に旅立った
空のかなたへ

どうせ僕等の愛は
どうせ僕等の愛は
どうせ僕等の愛は
孤独死悲しき夏草の歌さ



「永遠の夢」
僕等はいつも肩寄せ歩いた
寂しい入道雲
たんぽぽの涙
みんな憧れていました
果てしなく広い
青空の果てを

アイスクリーム
溶けはじめ蝉がなく
悲しき歌
聞こえてくる
歩道橋の上で
みんな憧れていました
孤独という名の
love songを

僕等の人生
生きる為に必要な薬
僕等はいつも
薬を飲み体を寄せ合った
みんな憧れていました
薬で見える
永遠の扉を

憧れていました
薬で行ける
永遠の眠り夢





「夜空の花」
君と見た夏祭りの花火
小さく登り花咲す
君と僕は光に包まれて
きらきら


「語り」
僕、少年Aと彼女、少女Kは
幻を見ているかのように
体を震わした
夜空に咲いた花に
将来の僕等を見た気がして
もしそうだったとしたら
悲しき現実が待っているだろう
花に見えた僕等の姿は
真っ赤な血液を吹き出し
笑顔を浮かべ肩を並べて
目を閉じていたのです


君と見た夏祭りの花火
小さく登り花咲す
君と僕は光に包まれて
きらきら夜空は綺麗だね