家具 通販 赤や 竹田のブログ -3ページ目

家具 通販 赤や 竹田のブログ

家具 通販 赤やで働く竹田のブログです。仕事の事や家具のこと、個人的なしょーもないことまで日々綴っていきたいと思います。

今日は久々家具のご紹介!!

おしゃれなデザインこたつです。

その名も「家具調こたつ 落ち葉」!


秋の散歩道、風が吹いて、カサカサと音を奏でる落ち葉。そんな自然の中に存在する
落ち葉を、ご自宅で楽しめるのが 日本製家具調こたつ「Ochiba」です。温かみがあり、
そっと包み込んでくれるデザインで、お部屋に安らぎのある空間が広がります。



今までのイメージにない斬新なデザイン
ですが、決して悪目立ちせず、
ご自宅の落ち着いた雰囲気を、より一層
際立たせてくれます。抜群の存在感で
インテリアとして、1年中お使い下さい。



細部にまでこだわり、本当の落ち葉を
彷彿とさせる立体的に仕上げました。
端が部分的に浮き上がった天板。
他のこたつでこういった仕様のものは、
まずないといって思います。
立体的なのは端のほうだけなので、
お茶やご飯を食べるのに
問題はありません。







家具調こたつ 落ち葉にご興味ある方はこちらから
家具調こたつ 落ち葉


自分は「落ち葉」と言われると何年も前の27時間テレビで、
ココリコ遠藤が深夜に尾崎豊の「I Love You」を熱唱したのを思い出します。
夜中に腹抱えて笑いました。


初野 晴さんの「空想オルガン」を読みました。


空想オルガン 初野 晴 

あらすじ
吹奏楽の“甲子園”普門館を目指すハルタとチカ。ついに吹奏楽コンクール地区大会が始まった。だが、二人の前に難題がふりかかる。会場で出会った稀少犬の持ち主をめぐる暗号、ハルタの新居候補のアパートにまつわる幽霊の謎、県大会で遭遇したライバル女子校の秘密、そして不思議なオルガンリサイタル…。容姿端麗、頭脳明晰のハルタと、天然少女チカが織りなす迷推理、そしてコンクールの行方は?『退出ゲーム』『初恋ソムリエ』に続く“ハルチカ”シリーズ第3弾。青春×本格ミステリの決定版。「BOOK」データベースより

知らない間にこの「ハルチカ」シリーズの四作品目「千年ジュリエット」が刊行されていたのを知り、あわてて積ん読状態だった三作目「空想オルガン」を読んだ。
今回は遂に念願かなって出場した夏のコンクールがメインなのでいつも以上に吹奏楽に関する描写も多い。
曲がりなりに私自身も学生時代吹奏楽部に所属していた身なので、読んでいて色々と思うところがあり非常に面白い。ラノベ調な学園青春ミステリというところで人気の米澤穂信の「古典部シリーズ」と被るが、自分的には吹奏楽部の話という点でこっちの方がポイントが高い。

四つの短編が収録されているが特筆すべきは表題作の「空想オルガン」。
振り込め詐欺を生業とする"ガンバ"と呼ばれる男視点で物語が進む。
(振込み詐欺をしている他の仲間のアダ名が"ガクシャ"とか""ボーボ"とか「ガンバの冒険」なのが笑った。このネタ、原作の「冒険者たち」の方からのネーミングなのかアニメ版からなのかちょっと知りたい)
この話は自分の知識不足で言及できないが、おそらく突っ込みどころも満載の設定な気もする。しかしその設定のボロを帳消しにして余りある抜群にうまい仕掛けが見事。タイトルも秀逸。そして若干重々しい空気を吹っ飛ばす清々しい読後感だった。
そして一番笑わせてもらったのが3つ目の短編「十の秘密」。
初登場の清心女子高校。ゴリゴリのギャル吹奏楽部という設定に腹を抱えて笑った。
デコしまくったクラリネットで「デコクラ」ってなんだw
スティーブン・キングを「スティーブン・セガール、沈黙?」ってどういう間違え方だw
大笑いするポイントが多数ありすぎて正直書ききれない。

パンダギャルが仲間を呼ぶ姿をドラクエのマドハンドに例えたり、
文中に「ひとは大人になるたび、弱くなるーよねー」って突然浅香唯の「セシル」を入れたり、ことごとく自分の色んなツボを押されてしまった。
プロフィールを見ると初野さんはやはり自分と同世代だった。納得。
久しぶりの浅香唯を聴いて、
次の「千年ジュリエット」にいってみよー!


千年ジュリエット

中山七里さんの「静おばあちゃんにおまかせ」を読みました。


静おばあちゃんにおまかせ 中山七里

あらすじ
神奈川県内で発生した警官射殺事件。被害者も、容疑者も同じ神奈川県警捜査四課所属。警視庁捜査一課の葛城公彦は、容疑者となったかつての上司の潔白を証明するため、公休を使って事件を探り出したが、調査は思うに任せない。そんな葛城が頼りにしたのは、女子大生の高遠寺円。――円はかつてある事件の関係者で、葛城は彼女の的確な洞察力から事件を解決に導いたことがあった。円は中学生時代に両親を交通事故で亡くし、元裁判官だった祖母の静とふたり暮らしをしている。静はいつも円相手に法律談義や社会の正義と矛盾を説いており、円の葛城へのアドバイスも実は静の推理だったのだが、葛城はそのことを知らない。そしてこの事件も無事に解決に至り、葛城と円は互いの存在を強く意識するようになっていった――(「静おばあちゃんの知恵」)。以下、「静おばあちゃんの童心」「不信」「醜聞」「秘密」と続く連作で、ふたりの恋が進展する中、葛城は円の両親が亡くなった交通事故を洗い直して真相を解明していく。女子大生&おばあちゃんという探偵コンビが新鮮で、著者お約束のどんでん返しも鮮やかなライトミステリー。

刑事の葛城と女子大生の円が現場で奮闘し、情報を家に持ち帰った円が静おばあちゃんに進言を求めると、おばあちゃんが見事に事件を解決するというライトなテイストの安楽椅子探偵もの。
毎回元裁判官のおばあちゃんの法に関わる高説が説教臭くもあるが、非常に的を得ていて納得できる。おばあちゃんの話はタメになる。
現職の刑事が民間人の円と一緒に捜査するという時点であり得ないファンタジーではあるが、
最後はもっと有り得ねー!!とド肝を抜かれた。
安楽椅子探偵ものではあるが、円とおばあちゃんの会話がロジックの積み重ねで事件を解決する体ではなく、おばあちゃんがなんでもお見通しなのでその辺にもの足りなさが残る。
最後の仕掛けは伏線も張っていたのでアンフェアとは思わないが、ライトミステリといえどちょっとやり過ぎじゃないか?と思いつつ、これはシリーズ化はちょっとできそうにないなぁと残念な気持ちも。