こんにちは。
本日は、神奈川県F.E様よりご注文いただきました、
日本海軍昭和15年5月制定飛行帽をご紹介いたします。
~完成品~
海軍の飛行帽の中でも特に防護帽としての機能を感じる作りです。全体的に丸みが出るように多くのタックが入っており、頭がすっぽりと包まれるような装着感です。
顎バンドを締めた際に、バンドの余りが邪魔にならないよう、幅広の通しが付いており、そこに収められるようになっています。
そしてこの飛行帽は、伝声管(受話口)を装着することに重きを置いた作りであるとも言えます。
複座機や多座機などの戦闘機や爆撃機の機内で通話する際は、伝声管が必須でした。飛行帽内側の耳穴から伝声管(受話口)を差し込み装着します。タックによってできた耳部の膨らみが、伝声管の耳当て部分を支えてくれます。
伝声管(受話口)
伝声管(送話口)
頭部から顎までを密着させ、その分、耳部にはゆとりを持たせているのがわかる。
このように伝声管(受話口)が綺麗に嵌るよう作られています。
教官(隊長訓示)
爆撃機内で食事をする隊員
鷲の目型航空眼鏡(乙)を装着
機銃手
飯田房太中佐
空母「蒼龍」戦闘機搭乗員として真珠湾攻撃に参加
真珠湾攻撃総隊長 淵田美津雄大佐
皆様、いかがでしょうか。