日之出電工(ヒノデ)には、プラコンというラジコンセットがあった、 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

今まで書いてきた記事も3千数百件ともなると、過去に何の記事を書いたかも忘れてしまう、
そう、まだ書いてないことだと思って見直すと、すでに書いてる記事だったり、
まあ、それはボケてきている兆候ではないと僕は勝手に思い込んでいる、
ただ、すでに紹介しているように、家族からはボケてきているのではないかと悪口を叩かれている、それは、人の悪口を書いているからだという、
普通の頭であればあのような、堂々と具体的に実名まで出して悪口を書くことはありえない、絶対にボケてきている、超ヤバい人間!!、もう、ブログを書くのはやめろと、
自分なりに考えても、たしかに超ヤバい人間だろう、(笑)、
 
ただ、、もう少し冷静になって考えてみよう、(僕が言うのもおかしいが)
普通ならあれだけ悪口を実名まで出して全国?に発信したら、普通なら業界から僕は完全に追放されてしまう、しかし、現実はどうだろう、静岡の業界からは追放はされていない、
「明石小五郎を追放しろ!!」などという声は聞こえない、
それどころか、まったく逆のことが起こっている、
今のところそれが現実なのである、
なんだか意味不明なことを言ったが、わかる方はわかっている、
 
さてさて、本題に戻って、
 
僕らの時代、ラジコンといえばヒノデのラジコンであった、しかし、その日之出電工も今は
存在しない、
聞くところによると、技術の急速な流れについていけなかったからだという、まあ、僕に例え
るとアナログの歯車式の人間は、今のデジタルな世界にはついていけないということだった
のだろう、今のデジタル化されたラジコンはそれこそスティックで自由自在に子供でも操縦
できるという、
僕らの時代は、スティックではなく押しボタン一つだけで操縦しなければならなかった、
 
そう、俗に言うシングルのボタン打ちである、しかし、そのラジコン機器を戦車模型に搭載す
るにはそれを設置するスペースが必要であり、大型の戦車模型でないと不可能であった、
そこで、日之出電工が1/35位の戦車プラモでも搭載できるラジコンセットを発売した、
それが「プラコン」であった、それは、日之出電工のシングルのボタン打ちのラジコンでは
最終の製品ではなかっただろうか、
(日之出電工は昭和40年10月に会社更生法で再建を図るもデジタル化の波に乗り切れず、その後「テトラ」に吸収された)昔、ゲルマラジオ、ラジコンといえば日乃出電工、
 
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50歳前後の方ならご記憶があるかも、
 
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(日之出電工は昭和40年10月に一度会社更生法で再建を図るもデジタル化の波に乗り切れず、その後「テトラ」に吸収された)
なので、この「プラコン」はその会社を再建中においての製品、
 
 
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受信機から全て配線されているので、このまま戦車に搭載するだけ、何の知識も必要ない、
 
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基本的にはタミヤの戦車にもっとも適合していた、もちろん、ニチモ等でも大丈夫、
ただ、モーターが2個左右に並んでいる戦車プラモでないとスペースがないので搭載できない、
例えば、タミヤでも初期のウォーカーブルドッグ戦車のようにモーターが前後にあるものは
スペースがないので搭載できない、
 
イメージ 6あとは、このボタン打ちを習得しなければならない、そう、トン、ツーのモールス信号である、
 
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止まっている状態から、チョンとボタンを押してはなすと前進、
チョンして押し続けると後進、チョン、チョンとやると前に右向く、という具合である、
 
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前進している時にツーとボタンを押し続けると後進、チョンとやると右向き、という具合、
 
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まあとにかく、自由自在に操縦するには慣れるというか習得するまでが大変だろう、
 
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そのプラコンは1/35位の戦車に適用されていたが、ニチモのビッグパットン、今井の4号戦
車、相原の61式戦車のような大型戦車模型は上の画像のようなラジコンセットが必要であっ
た、1/35の戦車プラモはプラコンで可能であったが、大型戦車模型となると次のラジコンセ
ットが必要であった、

 

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当時の代表的なものがヒノデのラジコンセットである、

 

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当時の代表的な大型戦車模型といえば、タミヤの1/21M4シャーマン戦車、今井科学の

1/15の4号戦車 、ニチモのビッグパットン、相原模型の1/15の61式戦車である、  今井科学1/15 初版4号戦車 ヒノデシングル ボタン打ちラジコン              相原模型1/15 61式戦車

 

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箱を開けてみると、

 

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実はこの箱の中のセットだけでは作動しない

 

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そう、この他に別に揃えるものとして送信機と受信機が必要となる、

 

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この送信機と、

 

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このR-250の受信機である、ここまで揃えると9,000円くらいになるだろう、

まあ、とても普通の子供達では手が出なかっただろう、

 

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このように配線を繋いで、あとはモーター2個とモーター用の電池を搭載してリード線を繋ぐ

ので大型の戦車模型でないと搭載できなかった、これらのラジコン機器はトランジスタ化され

ており、これより古いラジコン機器となると、送信機も受信機も真空管式となりもっと大型にな

ってしまう、

さて、そのラジコン機器については昔物品税というのが課税されていた、この物品税が対象

物個別毎に税率が異なっていたのでとてもややこしい、ラジコン機器については昭和38年

5月に課税されたらしい、ラジコン機器はそれまで贅沢品とみなされていたのだろう、

 

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                   (昭和48年5月28日 日本模型新聞(株) )

 

だから、昭和37年11月に発売された相原模型の金属製61式戦車には物品税が課税され

ないように、4,990円に価格が設定されていたのである、

言うまでもなく、その物品税は消費税が導入された際には廃止された。