「酒井製作所 トロリーバス」HOスケール | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

酒井製作所 積極的にプラスチックを、

 
 
そろそろ生前整理しなければ行けないのに現実はまだ増える一方、

 

 

この酒井製作所のトロリーバスが模型歴史の資料として欲しかった、

イーベイで入手し届いたのでイジってみた、

 

 

画像では箱も大きく見えるが意外と小さい、

そう、HOスケールなので、

 

 

アメリカあたりにはドンドン輸出していたので国内ではあまり見かけない、

 

国内では昭和32年に完成、大丸デパートで耐久実験を行った後、実際の販売は33年の3月からだったらしい、

 

 

車体はプラスチック製、酒井製作所は当時から積極的にプラスチックを多用していた、

60年以上も経っているのでモーターなどが固まって回らない、

 

 

分解して配線チェック、交流モーターのシャフトの軸受などに潤滑スプレーを吹き付ける、

モーターのブラシ部分には接点復活剤を吹き付ける、

 

 

 

配線回りも特に異常なし、

 

 

すでに用意していた酒井製作所のトランスと繋いでみた、

モーターが無事に開店、豆球も点いた、         

 

 

パンタグラフに繋いでもOK,

 

架線の支柱を組み立てて、これもプラスチック製、

 

 

 

支柱に架線を繋ぐ、

 

 

架線にバスのパンタグラフを接触させて、トランスのツマミを回すと、

 

アレッ、トランスの電圧が上がらない、

電源は入るものの電圧が上がらないのでモーターがチョロチョロとしか回らない、

原因がわからない、

 

また別のトランスを探してみるので、それまでお待ちを。

 

                 (海外のオークション画像より)

 

これは、ドイツの「エーハイム社」が発売していたトロリーバス、

おそらく、酒井製作所はこのエーハイム社のトロリーバスをパクったものと思われる、

 

トランスが不調だったのでトランスを取り替えて走らせてみた、

 
 
そう、これも同じ酒井製作所のトランス、
 
 
架線を繋いで走らせると、
おお~、 ちゃんと無事に走ってくれた、60年の時を超えて走ってくれた。