大正11年生まれ93歳。あと3ヶ月で94歳になる父。
元気がないわけではない、暗いわけでもない、でも、なんとなく先週より表情が少ない。
食事のときに「これ、何?」と聞くことが恥ずかしいようす。(今までは聞いていたが、遠慮があるのか? 何かがわからないと味覚の感覚へ進めないのかもしれない、と、そういう想像に至った今週である)
今夜から、「おしながき」をテーブルに置くことにしてみた(^_^)
あら、これは、まるでcafe AKARIの窓にはっていた毎日のメニューみたい(笑)
「せっかく作ってくれたのに食べきれない、残してしまう」罪悪感を持ちやすいお年頃なので、盛りつけ過ぎないことには注意している。
かといって、「ちょっぴり過ぎるごちそう」は「ごちそう」ではない。
器の選び方、盛りつけ方、小皿、中皿は持ちやすい重さと形状を選ぶ。
熱が伝わりやすい丼はこぼしやすいので避ける(母のプライドもあるので我が家にある食器の中で工夫をしている)。
スプーンをつけるにも、子供扱いに見えないオシャレなものを全員に。
(ひとりだけ別にはしない)
乱切りはかっこよいのだが箸でつまみにくいので避ける。
誤えんを避けるため、とろみをつけたり、煮浸しにして水分を、または衣をつけたりの料理を。
「わ~ ごちそうだね。こんなに食べられるかな?」と言って食べ始めたら「いや~ おいしくて全部平らげたよ(笑)」と笑顔になる父を見ているとうれしい。 それは少し母にも言えることだ。
今年のうま煮は面取りして父が食べやすい形でやってみよう。
面取りした部分をポタージュにしたらうまいだろうな~(笑)
