ドラマ ボルジア 欲望の系譜 概要・ネタバレ・あらすじ(1話・2話・3話)・キャスト&カンタレラ音楽動画の続き。
ドラマ ボルジア 欲望の系譜 ネタバレ・あらすじ(4話・5話・6話)・感想
ドラマ ボルジア 欲望の系譜 4話・5話・6話のネタバレ・あらすじ
ドラマ ボルジア 欲望の系譜4話 ネタバレ・あらすじ「新教皇誕生」
全枢機卿が匿名投票を繰り返して新教皇を選出するコンクラーベ(教皇選)は難航した。
全投票数の3分の2以上を獲得した者がめでたく新教皇の座を獲得するというルールであり、そういった結果に至るまで、投票は何日かかろうが何度も繰り返される。
しかも、その間、選挙資格を持っ全枢機卿が、バチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂に満足な食事も出来ずに閉じこもりっきりとなる。
ロドリーゴは当初は劣勢であったが、
長期化で疲労の色を濃くして行く枢機卿たちに個別に接触しながら票集めに策略を巡らせた結果、投票数は少しずつ上向きとなって行った。
その頃、熱病のために修道院で隔離されていたルクレツィアの病状はさらに悪化し、ロドリーゴは、
その事も気に掛けながらの裏工作の日々を送る。
まだ教皇が決まらない最中、ナポリ軍がローマに攻めて来たが、これに乗じて「ローマを守らねば!」という熱いローマへの忠誠心を語り、他の枢機卿の気持ちを動かすために利用した。
資産力でのワイロに加え、ありとあらゆる策謀を巡らせて、
終盤で接戦となったアスカーニオ・スフォルツァは副官房(教皇の補佐役)に捻じ伏せ、
ロドリーゴはついに新教皇の座を手に入れ、落ち着かなかったローマに、やっと平穏と祝賀の日が訪れた。
アレキサンデル6世の誕生であった。
その頃、熱病のせいで一時、正気を失くしていたルクレツィアは、アドリア―ナ・デ・ミラ夫人の考えで、
もう少しでエクソシストらに悪魔祓いをされそうになっていたが、難を逃れ自宅へと逃げ延びていた。
一方、チェーザレは我が子を崖の上に置き去りにした事を悔い、もう1度、その場所へ行ってみるが、もう息子の姿はどこにもなかった。
その事を神が祝福して息子を保護したので、きっとどこかで生きているに違いないとチェーザレは信じた。
ドラマ ボルジア 欲望の系譜5話 ネタバレ・あらすじ「婚姻の絆」
コンクラーベ(教皇選)で教皇に選出されたロドリーゴは、カトリック教会の再建と改革を掲げ強硬手段に出る。
まず最初に手掛けたのは大聖堂の取り壊しと新築だ。
その次に彼は、自分の不正は棚に上げて「賄賂を受けた教会関係者のリスト」を作って、解雇を告げた。
チェーザレは、ロドリーゴの意向で、田舎町、スポレートに無期限で滞在するように命じられる。
その頃、兄のホフレはローマにいた。
チェーザレは我が子の命を差し出して、そのために心を病みながらも、ロドリーゴの教皇就任を神に祈っていたのに、いざ父が教皇になってみると、兄よりも冷遇されていると感じた。
母の元に戻ったルクレツィアは、献身的な母の介護のお陰ですっかり元気を取り戻していた。
そして、病の治り際に「尼僧になりなさい。」とのお告げを夢に見たと母に話し、誰かに嫁ぐ気など何処へやら失せていた。
ロドリーゴは、各枢機卿たちに、さまざまな約束をして票を集めたが、その中には守らなかったものもある。
例えば、オルシーニ家に誓った「オルシーノの妻、ジュリアと別れる。」という口約束は、いとも簡単になかった事のように振る舞った。
常々、ロドリーゴが甥と姪だと言い張っていた自らの4人の子供たちが実際には実子である事を多くの者達が知っていたが、もし教皇にならば、その4人をローマから出すとの約束もほとんどは反故にした。
チェーザレに同行してスポレートにいたジュリア・ファルネーゼの兄、アレッサンドロ・ファルネーゼが、
枢機卿に昇進する事となり、ローマに呼び戻された。
ロドリーゴの愛妾ジュリアの口添えであった。
チェーザレとアレッサンドロは親友であった。
チェーザレはアレッサンドロに「ローマで私の密偵として動いてくれ。」と頼んだ。
しかし、アレッサンドロがローマに着くと、ロドリーゴはすぐに、彼に自分だけへの忠誠を誓わせて、ここでの話は、チェーザレには一切洩らさないようにと釘を刺した。
従来の2倍の大きさの大聖堂が完成すると、ロドリーゴは画家のピントゥリッキを雇い、バチカン宮殿の6つの部屋の壁画を描かせた。
ルクレツィアの部屋には金色の髪も見目麗しいルクレツィアの肖像が描かれた。
この頃、ルクレツィアはジュリアとすっかり打ち解けて親友となっていた。
ジュリアにとっては、まだ幼くて単純なルクレツィアは操りやすいお人形に過ぎなかったが。
修道院へ行って尼僧になるというルクレツィアの希望は、あっさりと退けられて、
投票前のロドリーゴとアスカーニオ・スフォルツァとの取引通りに、
ルクレツィアはアスカーニオ・スフォルツァの甥のジョヴァンニ・スフォルツァと婚約させられた。
ホアンは、スペインの一部であるアラゴンの王、フェルナンド2世の姪と結婚する事になった。
そしてロドリーゴに、いきなり教皇軍の総司令官という大役に抜擢される。
10年もの間、その職にあったヴィルジニオ・オルシーニを、あっさりとクビにしての独断であった。
チェーザレの元へ兄の昇進と、妹の婚約の知らせが届けられた直後に、彼を何よりも悲しませる悲痛な出来事があった。
従来より、部下に言い付けて探させていた息子の、遺体が見つかり届けられたのである。
麻布に包まれた小さな遺体は完全にミイラ化しており、チェーザレは再び、自らの罪深さに震えて泣いた。
だが、実は、この遺体はダミーで、本当の息子は親友のアレッサンドロの手により保護され、母親の元へと送り届けられていた。
スポレートの地で、
チェーザレは神に見捨てられたと絶望して聖堂に火を放った。
だが、従者に助けられて命に別状はなかった。
一方、その夜、ルクレツィアは、
自分の知らない間に決められた14も年上の男との結婚を嘆いて泣いていた。
ところが、ジュリアのアドバイスに従い1度だけと決めて会ってみると、すぐに気持ちが揺らいで、結婚を受け入れてもいいかも~と、考え始めた。
そして、流されるように結婚式を挙げる。
式の後、人目も憚らずに夫といちゃつくルクレツィア。
しかし、ロドリーゴの意向で新婚初夜はお預けを食らう。
チェーザレの元に届いた母からの手紙に
「教皇を引き摺り下ろそうとする陰謀が、ローヴェレとコロンナとオルシーニとナポリの4者の間で進んでおり、彼らはローマを攻撃するだろうとあった。」
妹の結婚式に呼ばれない事は構わないが、その陰謀については気掛かりこの上なく、チェーザレは即刻、ローマへ警告しに戻る事を決めた。
ドラマ ボルジア 欲望の系譜6話 ネタバレ・あらすじ「正統な血」
教皇と枢機卿らが一堂に会している所に「コロンブスが新大陸を発見した!」という知らせが届く。
スペインから来たハロという使者は「カトリックの両王の資金援助を受け、広大な新大陸を発見しました。金銀・真珠が豊富で野蛮な者が多く居住しています。」と話すと地図を広げて見せて新大陸(北米)の広大さを示した。
そして、スペインの統治が正当だという教皇の承認を求めた。
ところが、枢機卿らは「コロンブスはしがないチーズ売りだ。」と言って全員で大爆笑。
(コロンブスの父はチーズの行商人であった。)
ロドリーゴは、この頃、ヨーロッパにおいて弱小国と見なされていたスペインに対して尊大な口ぶりで
「スペインに好意を示して何の利益がある?」と突き放した。
そんな事をしたらむしろ周辺諸国の反感を買うだけだと言うのだ。
そこで会議は中断されて、苦々しい面持ちのハロは取り残された。
だが、控室に下がったロドリーゴに、
側近はこれを好機と見て「スペインを承認し、ホアンとスペイン王の姪であるマリア・エンリケス・デ・ルナの婚姻を進めましょう。」とアドバイスした。
この婚姻によってバレンシアのデニアとグラナダ王国の領地がホアンの物になるからだ。
ロドリーゴは、
結婚すればホアンもしくは、その子供の王位も望めるし、いずれにしろ損な話ではないと思い、これに乗りたいのは山々だったがスペイン女王が反対しているので諦めかけていたのだった。
しかし側近は「フェルディナンド王(2世)は賛成してるから、やはり、ここは承認してスペインの機嫌を取るのが得策であるとアドバイスした。
ロドリーゴは、確かにそれはそうだろうが、イベリア半島の両国に平等を欠いては後が怖いと考えた。
ポルトガルの顔色も見なければマズいだろうと、すべての統治権をスペインに与えるのではなく、
コンパスで、地図上のローマを軸にして適当に円を描き、
より広大な西側の領土をスペインに、東側はポルトガルに与えると決めた。
こっそりとローマに戻って来たチェーザレ。
ローヴェレとコロンナとオルシーニとナポリの陰謀を懸念して戻ったと、アレッサンドロ・ファルネーゼに話した。
「無能で統率力を欠く兄には、とても手に負えないだろう。そうなれば教皇の身が危険に晒される。」とチェーザレはアレッサンドロに話したが、アレッサンドロはむしろ教皇の許可を得ずに勝手に来たチェーザレの身を案じた。
オルシーノ・オルシーニが自分の元へ戻らないジュリアに毒づきにやって来たが、ジュリアの態度は冷ややかで、逆に毒づき返される。
隙を見てロドリーゴに会ったチェーザレは、父を助けたい一心で来たと訴える。
ロドリーゴは教皇の威厳を保ちながら「母親の屋敷で待て。」と命じる。
ホアンはロドリーゴに「すぐにスペインへと発ち結婚して、スペイン王室へボルジアの血を入れろ!」と命じた。
そこへスフォルツァ枢機卿が来て、ローヴェレが動き出した事を伝える。
アルフォンソ王子が軍を連れてオスティア(イタリア ラツィオ州 ローマの第10区にある町)へと侵攻し、
ポルト(ポルトガルの港町)はローヴェレに封鎖された。
港町を封鎖されるとローマに物資が届かなくなる。
スフォルツァ枢機卿は「この一大事を前に我々は枢機卿会議を開催する。」と宣言した。
枢機卿会議にて、スフォルツァ枢機卿が語る。
「ナポリからの攻撃で、もし教皇が退位すれば、それに乗じてフランスも侵攻して来るだろう。そうなればイタリアの各都市は次々に敗れてゆくと予想される。」
そこでロドリーゴは、
ローヴェレとコロンナとオルシーニとナポリの同盟に対して、イタリアの諸都市との協定による相互防衛を提案し、ほぼ満場一致で、この策が決定された。
その頃、チェーザレは母の家で待機していた。
母に、自分が教皇に尊重されていない事を訴えるが、
その不満の陰では、我が子殺しという自らの罪の深さに苦しんでいる事は言えなかった。
ナポリ王フェルディナンド1世(別名フェランテ)の代理で、アルフォンソ王子(アルフォンソ2世)が教皇を訪ねて、妹のサンチャの夫にホフレを望んでいたのに、スペインと婚姻を結んでしまった事に対して異議を唱えた。
そして、それなら、チェーザレに嫁がせてくれるようにと申し出たが、
チェーザレが実子であると認めたくないロドリーゴは承知せず、
その申し出はフランスのシャルル8世に、ナポリの王位を与えない事の交換条件と見なした。
更にローヴェレとの企みを隠して、ぬけぬけと訪ねて来た王子に怒りを露わにした。
胸倉を掴まれて、アルフォンソ王子は怖れをなしつつ
「父は敬愛するあなたを支援するつもりでいる。だからこそ友好の証に縁組を。」と訴えた。
いずれにせよ政略結婚でしかないのだが、そう言われてロドリーゴは愛想笑いをすると、サンチャとの結婚を前向きに考えると約束した。
ヴァノッツァ・カタネイがロドリーゴを訪ねて来て、チェーザレとホフレのためにもお金をくれるか将来の事をちゃんと考えてやって欲しいと要求する。
それに対してロドリーゴは、チェーザレは枢機卿にする心づもりがあるし、ホフレの事も考えている。
その代わり、もうルクレツィアには会うなと、元妻との取引の駒に、互いの間に出来た子供達を使おうとする。
14歳のサンチャとの結婚相手に末息子のホフレではどうかと、ロドリーゴは、アルフォンソ王子に持ちかける。
ホフレはまだ11歳だっので、アルフォンソ王子は抵抗を示すが、ロドリーゴは「ボルジア一族は早熟なのだ。」とゴリ押しで話を纏め上げる。
「ナポリとの和平が確定」との
情報は何処からともなく流れて行くようで、オルシーニ家が教皇に謁見を申し出て来た。
ロドリーゴは快諾し、食事を共にする。
「憎きはローヴェレであり、その企みを一つずつ暴いて見せつけてやる。」と息巻くロドリーゴ。
食事には教皇軍の総司令官をクビになったヴィルジニオ・オルシーニと、
枢機卿のジャンヴァティスタ・オルシーニが揃ってやって来た。
先日咎められた一件…正当に購入した土地の件を認めて欲しいとヴィルジニオ・オルシーニが持ちかけると、今度は、すんなりと認めるロドリーゴだった。
ただし、ちゃっかりと、まとまった金銭を差し出す事と、
ヴィルジニオの死後は教皇の管轄に戻すとの2つの条件を出した。
オルシーニ側は、その交渉にヴィルジニオの総司令官への復職を乗せてきた。
「ホアンは今、スペインへ行っていて留守だから。」と言うと、ロドリーゴは、総司令官よりも上の長官をヴィルジニオに約束した。
ジュリアが、ヴァノッツァの家を訪ねて、この時2人は、アドリアーナ・デル・ミラが邪魔者であると意思疎通する。
ヴァノッツァは彼女のせいで娘を奪われたと思っていたし、ジュリアは彼女が教皇の傍にいる限り、オルシーノが失脚する事もなく纏わりつかれて鬱陶しい(うっとうしい)から。
数日後、ジュリアが兄のアレッサンドロと聖堂で祈りを捧げている時に何者かに襲われて、頬に切り傷を付けられるという事件が発生した。
ジュリアは頬から血を流したままで興奮してロドリーゴに言い付けに行くが、あいにくその時、ロドリーゴはアルフォンソ王子と謁見中であった。
その話の内容は、サンチャとホフレの婚姻について。
ナポリ王フェランテ王は、2人の結婚には合意したが、副官房のスフォルツァを解任して、ローヴェレにその職を与えよとの条件を付けてきた。
ロドリーゴは承諾しかねたが、損得勘定で考えて、その要求を飲んだ。
スフォルツァを解任はしないが、ローヴェレを同等の扱いにすると約束した。
ロドリーゴは、ヴィルジニオ・オルシーニにジュリアを襲った犯人を捜せと命じる。
ロドリーゴはオルシーノを疑っていたが、ヴィルジニオ・オルシーニはオルシーノを庇うために「犯人は死ぬ前に、
スフォルツァ家に雇われたと告白しました。」と嘘を付いた。
ロドリーゴは信じられなかったが、この告げ口は、ロドリーゴとスフォルツァ家との間に、疑惑という名のヒビを入れた。
ヴァノッツァの家。
逃げ帰って来たルクレツィアが「行きたくない。」と、しょげるホフレを抱き締めて宥めている。
迎えの者が来てホフレは泣きながらナポリへと旅立つ。
その後、教皇の使いでガセットが来て、チェーザレへ枢機卿への昇進の便りが渡されて、ヴァノッツァにはジュリアからの手紙が渡される。
新たなる枢機卿の人選の発表で、チェーザレとアレッサンドロへの任命が批難の対象となった。
だがロドリーゴは、反対を教皇の権限で押し切る。
サンピエトロ大聖堂で新枢機卿の任命式が行われ、ジュリアとアドリアーナとルクレツィアの3人が見学に行く。
この時、こっそりと身代わりと入れ替わったルクレツィアは夫と逢引きして、聖堂の一角で体を重ね合わせる。
チェーザレの任命式の後、ロドリーゴは参列者の前で、チェーザレとその他の3人が実子である事を公表する。
涙を流して感激するチェーザレ。
その夜の事、ジュリアはベットでロドリーゴに身籠った事を告げた。
ドラマ ボルジア 欲望の系譜 登場人物
《ボルジア家★ローマ》●ロドリーゴ・ボルジア…別名、アレクサンデル6世(ローマ教皇)
スペイン・バレンシアのシャティヴァ出身。
本名はロデリク・ランソル(Roderic Lanzol)であったが、母方の伯父であるカリストゥス3世の教皇就任に伴って、母方の苗字であるボルハ(ボルジャ、Borja)に変更。
ロドリーゴ・ボルジア(Rodrigo Borgia)とは、この名のイタリア読み。
金と色に塗れ、複数名の愛人を持っている。
ワイロの力で教皇位を得る。
●ヴァノッツァ・カタネイ…ロドリーゴ・ボルジアの愛人で、ホアン・チェーザレ・ルクレツィアらの母。
●チェーザレ・ボルジア…ロドリーゴ・ボルジアとヴァノッツァ・カタネイの間に出来た次男。
●ホアン・ボルジア…チェーザレの兄。
●ルクレツィア・ボルジア…チェーザレの妹。
●ジュリア・ファルネーゼ…ロドリーゴの現愛人。
《オルシーニ家★ローマ》
●ヴィルジニオ・オルシーニ…教皇軍の総司令官。
●ジャンヴァティスタ・オルシーニ…枢機卿。
●オルシーノ・オルシーニ…ジュリア・ファルネーゼの夫でアドリア―ナの息子。
《コロンナ家★ローマ》
●ファブリツィオ・コロンナ…教皇庁長官。
●マルコアントニオ・コロンナ…ファブリツィオの甥。
●ジョバンニ・コロンナ…枢機卿でファブリツィオの弟。
《メディチ家★フィレンツェ》
●ロレンツォ・デ・メディチ…フィレンツェの有力者。
(ルネサンス期におけるメディチ家最盛時の当主。)
●ジョバンニ・デ・メディチ…ロレンツォの息子。
《ローヴェレ家★ジェノヴァ》
●ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ…枢機卿でロドリーゴの宿敵。
《前教皇家★ジェノヴァ》
●ジョヴァンニ・バッティスタ・チーボ(インノケンティウス8世)
《スフォルツァ家★ミラノ》
●アスカーニオ・スフォルツァ…枢機卿/ミラノの有力者の弟。
●ジョバンニ・スフォルツァ…アスカーニオのいとこ。
《カラファ家★ナポリ》
●オリヴィエロ・カラファ
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ボルジアの兄妹の婚姻家
《ナポリ王家》
●フェルディナンド1世(フェルディナンド・ダラゴーナ)…ナポリ王
●アルフォンソ2世・(アルフォンソ・ダラゴーナ)…フェルディナンド1世の息子で世継ぎ。
●サンチャ・ダラゴーナ…アルフォンソ2世の庶子の娘でアレクサンデル6世の末子ホフレ・ボルジアの妻。
●マリーア・エンリケス…フェルディナンド・ダラゴーナ母方の従妹。
《スペイン王家》
●イサベル1世・デ・トラスタマラ…15世紀~16世紀のスペイン王女でありながら、フェルディナンド2世(アラゴン王。カスティーリャ王)の妻。
《スフォルツァ家★ミラノ》
上記のスフォルツァ家のアスカーニオ・スフォルツァ枢機卿のいとこの●ジョヴァンニ・スフォルツァ…ルクレツィアの最初の夫。
《デステ家★フェラーラ》
●アルフォンソ・デステ(アルフォンソ1世)…ルクレツィアの再婚相手。スビアーコ生まれでフェラーラ公。
●イザベラ・ペアトリーチェ…アルフォンソの姉
ドラマ ボルジア 欲望の系譜 感想
このドラマは海外の歴史ものな上に、人間関係が複雑に入り組んでいて登場人物も多いので、かなりややこしくて、わかりにくい。同じ海外歴史ものでも『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』なんかだと、歴史的な出来事も要所要所には出て来るけど、メインの舞台は後宮なので、お気軽なエンタメ作品に仕上がっているが、
この『ボルジア 欲望の系譜』は本格的歴史ドラマだから、この方面の歴史の知識を備えてないと厳しいね。
誰が誰だか?何が何だか?わからないうちに話が進んでしまい、楽しむ以前に、疑問ばかりに翻弄されかねない。
けれど、それでも、歴史的な背景はよくわからなくてもいいから、エロや残虐、背徳的なシーンを沢山見たいんだ!という人には向いているかも~。
ローマ教皇なんて、昔、たまにテレビで垣間見て
「あ…なんか綺麗ごと言ってるな。」くらいの記憶しかない。
そして必ず、災難に遭った人をお見舞いするような温かい言葉とか、清く正しい事しか絶対に言わないし、
荘厳な雰囲気とか醸してて、なんとなく凄く善人なイメージしかなかった。
昔は(て言うか、少なくともこのアレクサンデル6世の時は)確実に外ズラだけ善人で、中身が極悪人だったんだなって事がよく理解出来るドラマとなっている。
(まぁ、現在のローマ教皇は本当に善人の塊なのかもしれませんが(;^_^Aあくまで、中身と上辺が裏腹は昔の話ね!)
善人を装った悪人って…現実にも、そんな人普通にけっこういるとは思うけど、なかなか化けの皮は剥げずに一般社会に紛れてるでしょ?
その化けの皮が剥がれた時って結構ショックじゃないですか?
自分に実害が及ばないなら、知らないままでいたいと私なんかは思ってしまう。
すべてを知ってしまうと心が傷つき、辛くて耐えられそうもないもの。
えっと、キャストについてなのですが、このドラマでは実際の歴史上の人物に顔の似た俳優さんをキャスティングしていると聞いたんやけど…ホントに肖像画に似てるのってルクレツィアくらいのもので、後は似てないと思う。
チェーザレの顔は優し過ぎるような…。
ヴァノッツァの家で飼ってるうさぎさん可愛いんだけど、抱かれてるシーンで、なんか小刻みに前足が震えてたのが気になったわ~ww
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