らくらく投資塾

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FANGが急落し、投資家、メディアは騒いでいるが、今後やってくるクレジット市場の危機はこんなものではすまないだろう。 株式市場は価格調整がすぐに行われ、バリュエーション上、魅力がでればFANGのような実績に裏付けられた企業の株価はそこからまた上昇軌道に戻る。 しかし今欧米でシャドーバンキングと言われているファンドが銀行の代わりに融資している企業の中には業績に安定性のないレバレッジの高い企業がかなりある。 しかもファンドは融資姿勢も非常に甘く、融資の歯止めを効かせる独立性のあるリスク管理者がいない。 いまは全く表面化していないが、現在でも金利支払いを猶予しているが評価減をしていないローンは多数存在しているに違いない。 これが表面化するのは時間の問題で、クレジット市場にリーマン危機を上回る危機がくるのは間違いない。 

アマゾンの成長神話をフォローするモメンタム相場は終わった。 これからは、企業価値とバリュエーションに焦点があてられるバリュー優勢の相場になるはずだ。  金利がゼロの時代はアマゾンのPER100倍も正当化されるが、金利が2%、3%と上昇してくると、金利と株式の益回りの相対比較が始まる。 S&Pで高値から10%程度調整したので、低PERの好業績銘柄にこれからは買いがはいってくるはず。 ETF、パッシブからアクティブ運用にシフトを促したい。  

ピクテのクアトロはアロケーションと分散投資によりリスクコントロールをするファンドだが、投資家の報酬の負担が多すぎる。 投資家の儲けより、ファンド参加者のフィーのほうがおおいような高額報酬のファンド。 お年寄りがわからないことをいいことにフィーを稼いでいる。 

 

設定来で、832円の儲けに対して、573円のフィー、さらに投資しているピクテの各ファンドで多額の報酬をとっている。 おそらくこれを考慮すると投資家の儲けが832円に対して、ピクテ以下ファンドの参加者合計で、1000円以上はフィーをぬいている。 800円の儲けに対して、1000円のフィーはどうも割に合わない。 オルタナティブを20%程度入れているが、パフォーマンスはおそまつで、分散どころか価値棄損しているへたくそなオルタナティブファンド。 リスクコントロール型なんて、できるわけがないのに、ファンドを作って売るためのマーケティングの道具です。 投資家はリスクコントロール型という言葉に騙されないようにしてほしい。 

 

 

三菱UFJのわたしの未来設計に続くダメ投信はあんしんスイッチ。 リスクコントロール型として、4000億円以上

集めたが、これはただSMBCとアムンディが報酬を稼ぐためにつくられたくだらない投信。 なぜいとも簡単に日本の個人投資家はだまされるのか、理解に苦しむ。 

 

元本10000円に対して、現在は9000円のプットが入っているとのことだが、幼稚な仕組み。 下の図にあるようにファンドは90%元本確保するために短期資金を20%も保有している。 しかもこのリターンのほとんどないゼロ金利の部分にも1.4%程度の報酬がかかる。 また下がった時には、リスク部分を削減するので、短期資金保有が多くなり、株式が反発しても、ほとんどついていかない。 だいたいこの手の商品は相場のピークで設定されるので、設定後に比較的早く、下落するケースが多く、したがって短期資金保有が多くなり、ほとんど時価が上昇しない。 一度、短期資金を持つと、増やすのに時間がかかって、上昇相場はほとんどとれないことが多い。 

 

これなら、自分で100の資金のうち20を預金して、80の投資部分を80%を株式20%、債券80%買えば同じこと。 80%の投資部分は、株が50%下がっても、投資資金は72にしかならないので、72+20で、92の資金は残る計算。 昔からリスクコントロール型なんて、金融機関がお金をとるための道具。 1990年代に元本確保型商品がはやったが、ほとんどのファンドが資産が急落すると、償還されて返済されてしまった。 

 

 

 

キャットボンドを調べてみると、以下のようなメリットがある。 

  • 世界的な低金利時代における新しいインカム資産

    • キャットボンドは世界のインカム資産クラスの中で、もっとも魅力的なリスク調整後利回りを提供する資産

  • 世界的な金利上昇、株式市場の下落に強い

    • キャットボンドはハイイールド債券、REITと違い、金融ショック時にも、下値抵抗力

  • 分散資産クラスとして、他の資産と抜群の組み合わせ効果

    • キャットボンドは世界株式、世界債券のポートフォリオに組み入れるとリスクが下がり、リターンが上昇する

  • 印象とは違い、元本毀損リスクが小さい

    • キャットボンドは大災害債券と命名されているが、デフォルト率は投資適格債券程度である。 

 

10月も、もう残すところあと2週間、アメリカの大きなハリケーンは、フローレンス、マイケルと今年は2回上陸した。 2017年は、ハービー、イルマ、マリアと数兆円規模の保険金損害額のハリケーンが3回立て続けに上陸し、キャットボンド市場は大荒れだったのと比較すると、被害額はそれほどでもなかった。 ハリケーンシーズンも終わり、大きなリスクが少ないわりには、利回りがドルで手数料控除後6%程度は獲得できるので、今のような株式も高値圏、金利も上がりそうなときには絶好の投資だと思う。 資本市場ととるリスクがことなるので、金融イベントには極めて強い。  

今朝の日経新聞に”ソニーが確定給付から確定拠出へ移行”との記事があった。 ソニーの企業年金といえば、日本の企業年金の運用改革をリードしてきた存在であった。 

 

1990年代の企業年金は、銀行、生保からの持ち合い重視で運用会社が採用されている時代であった。 ソニーの企業年金といえば、そのしがらみを断ち切り、いち早くヘッジファンド投資、PE投資、森林投資などに投資をし、低金利時代に準備をしていた年金である。 そのソニーの企業年金が確定給付を廃止する。 

 

年金は長期投資といえ、会計制度が変わり、毎年の収益の変動率が、企業決算に影響を与える。 金余りの市場の変動率、低金利時代にリスクをとりきれなくなったのである。 

 

今後この流れは続き、おそらく次回の市場大暴落が起こったあとにほとんどの企業年金が確定拠出年金に完全移行する可能性が高い。 

 

個人はその時代が近いことを予想し、証券会社、銀行、アセットマネジメント会社に騙されないしっかりとした知識を学ぶべき時期である。 

アメリカ株式市場はいったん下げ止まる可能性が高い。 下図は米国株式指数と52週の新安値銘柄数である。 赤い線の新安値銘柄数をみてもらうとわかるように、2011年、2015年の危機といわれるような下げでなければ、安値銘柄数は過去の調整局面と同程度のレベルとなった。

 

 

10月1日に予想した通り、米国株式市場が大幅調整。 でもこれはあくまでも調整と考えている。 2009年3月以来の上昇相場が終わったわけではない。 株式調整により長期金利が下がれば、ドル高も一服し、新興国市場も一息つく。 景気のいい金利高により市場は業績相場に。 短期的には、ここからは今まで出遅れていたセクター、スタイルに相場のけん引役が移れば、もう少し相場は長続きする。 これから始まるアメリカ企業の決算が見どころ。 ろうばい売りをせずに、冷静に判断し、さらに下げれば買い向かいところ。