2024年6月 山口県 防府市 阿弥陀寺の石鎚権現 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

山口県防府市牟礼山に阿弥陀寺があり石鎚権現が祭られている。

ここは最近になってGoogleマップに「石鎚権現」と記されるようになり知った所であり

何も情報は無いまま現地へ行って見た。

石鎚権現は阿弥陀寺の西方の山腹に記されており、登拝口は阿弥陀寺本堂の西に

あった、登拝口には「石鎚権現御堂登口」と看板が立ち道もはっきりしている、登る事

数分、正面に石積の祠が現れ中には役行者が祭られていた、そして少し上にも石積

があり、この石積に石鎚神社が祭られていた。

大型の石積の中には神棚に置かれる三社(お宮)があり、更に奥に石碑が二基見えて

る、お宮には何も祭られていなかったがお宮を取り出し石碑を確認すると左の石碑

が石鎚神社である、石鎚神社の石碑には中央に「石槌神社勧請」右に「大先達大光

院 当當講中」左に「明治八年亥八月建」と読み取れる、そして右の石碑には中央に

「天御中主神」右に「荒神社」左に「春日社」とあり合祭された石碑であった。

すぐ手前に祭られる役行者と結びつけると古くからこの地に修験道が発展した事が

分かる、石鎚神社は南西向きに祭られているが役行者は西向きに祭られている事が

不思議であるがもはやこの理由は分からない。

霊峰石鎚山から海を渡り遠く離れたこの地に来ても先人と共通した想いでここへ足を

踏み入れる事ができた事に感謝である「やはり石鎚信仰はすばらしい」と思える石鎚

信仰の地である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山口県防府市牟礼山の阿弥陀寺

 

綺麗に管理され観光客の多いお寺である

 

阿弥陀寺本堂

 

本堂西の道路沿いにある石鎚権現登拝口

 

「石鎚権現御堂登口」と記されている

 

広くはっきりとした道を登ると

 

右に大岩が現れ

 

奥に石積が現れる

 

西向きに祭られた石積には役行者が祭られていた

 

「山上権現 安永三午六月七日」

 

役行者の石碑

文字は何も彫られていなかった

 

そして更に奥にも石積がある

 

前に立つ石には何も彫られていない

 

そして石積にも何も記されていない

 

中にはお宮があり中には何も無かった

 

お宮を除けてみると二つの石碑があり左が石鎚神社

 

左石碑には中央に「石槌神社勧請」

右に「大先達大光院 当當講中」左に「明治八年亥八月建」

 

右の石碑には中央に「天御中主神」右に「荒神社」左に「春日社」

 

石鎚神社は南西向きに祭られている

「やはり石鎚信仰はすばらしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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