岡山県岡山市中区祇園に龍之口八幡宮があり境内に石鎚神社がある。
ここは最近Googleマップに「石鎚神社」と記されるようになり知った所であり、他に何も
情報が無いところである。
登拝口は幾つかあり今回は段原参道入口から登ってみた、最初は遊歩道のような道
が続き緩やかに登って行くが、やがて岩道になり山頂稜線に出るまでガリガリの岩道
である、登拝口から龍之口八幡宮までゆっくり登って約30分ほど、綺麗に管理されて
いる境内に着く、石鎚神社は八幡宮の裏に鎮座していて見る限り神殿の建っている方
向に違和感がある、GPSで測位すると石鎚神社は霊峰石鎚山の方向を正確に向いて
建てられている、こういったところは先人の強い思いが感じ取れるところである。
この石鎚神社、中に入ってお参りはできなかったが神殿後方には石祠があり、この祠
を囲うように作られている事から元々はこの石祠だけだった所に拝殿が増設された感
じである、そして神額には石鎚神社とあり片隅に「大正」の文字が読み取れるが後方
の祠は更に古い物と思う、残念ながら御神像を拝む事はできなかったが今もこの地域
を守り続けている石鎚神社である。
途中から岩道に変わる
最後の岩壁を登ると山頂稜線に出る
稜線に出ると広く歩きやすい道
登拝口から30分で龍之口八幡宮
お参りして本殿の裏へ入る
この建物が石鎚神社である
石鎚神社は細長い建物
石鎚神社の神額
右端に薄く「大正」と読める
そして左端には「己」と読める事から大正八年(己未)の神額と思う
中を覗いてみると奥に小さな社が見える
神殿の裏側へ回ってみると石祠が残っている事から
元々はこの石祠だけだった所に拝殿を増設したようである
石鎚神社の正面遥か彼方には霊峰石鎚山
正確に建てられている
北方向は開けて素晴らしい景色が広がる
正面の木には「宇佐八幡宮遥拝所」とある
「やはり石鎚信仰はすばらしい」
旅する石鎚信仰者