岡山県井原市東江原町に石鎚神社の石碑がある、ここの事は井原市史VI民俗編の
796頁に以下の様に記されている。
「22の石鎚様より100m西に下った山中にある。 自然石のご神体に金峯神社・天照大
御神・石鎚神社と彫られている」と記されてあり、この22の石鎚様とは同書に「22東江
原町東谷・北の丘の上 自然石に石鎚大権現」と記され、22の石鎚大権現は無事に発
見できたが23の石鎚神社に関しては探したが発見する事ができなかった所である。
前回の調査は2021年の夏、今回は緑が落ちるこの時期を狙っての再調査で、無事
に発見する事が出来た、22と23の位置は実際に計測すると約190m離れていたが23
は尾根上であり前回も数メートル後ろを通過していた所であり緑に阻まれ見つける事
ができなかったようである、そして驚くことに22の石鎚大権現は誰も来ている様子はな
いが今回発見した23の石鎚神社には新しい榊が供えられ今も信仰されている様子で
ある、霊峰石鎚山から遠く離れたこの地に来ても「やはり石鎚信仰はすばらしい」と思
う発見である。
等高線で見る位置
22と23は直線で190m離れていた
登拝口は北側ため池の土手の奥
入口は藪っているが
右奥に進むとはっきりと道がある
登拝口から50m程進むと稜線に出る
稜線には東西にはっきりと道が残っている
左へ約50m程進むと右に22の石鎚大権現がある
やはり誰も来ている様子はない
西向きに祭られ中央の自然石に石鉄山大権現と彫られている
道へ戻り西へ下って行くと左に石垣が現れる
石垣が途切れて約50m程で道は左へ急カーブしている
ここに右に登って行く道が薄くある
近寄ると右に登って行く踏み跡があり
ここが23の石鎚神社の入口である
薄く細い踏み跡をたどり折り返して登って行くと
稜線上に自然石が立っている
井原市史に記されている23の石鎚神社である
中央に「天照大御神」右に「金峯神社」左に「石鎚神社」
周囲の草は刈られ石碑の傍には新しい榊が供えられている
石碑は南向きに祭られているが
麓にある東谷集落の方向でありこの集落の石鎚様だと思う
「やはり石鎚信仰はすばらしい」
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旅する石鎚信仰者