2017年10月 石鎚神社特別会符拝受 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

 

石鎚神社秋季例大祭 特別会符拝受

今日は石鎚神社秋季例大祭、この大祭は僕にとって一生忘れられない日となった。

先日、石鎚神社より連絡があり預けていた石鎚神社特別会符が本日戻ってきた

これは正式に僕の名前に書き換えられた特別会符である。

明治時代の神仏分離、以後の石鎚神社不振時代を乗り切る為に大正4年に100枚

発行された石鎚神社特別会符 ! ! 本来は見る事すらなかなかできない会符であるが、

これも石鎚大神様の御神徳だろうか、去る6月にこの特別会符を譲り受ける事となり、

この事をこの日記に記したのは昨日のように思える(^_^)。

そして7月1日の石鎚山お山開き大祭の時には、この特別会符に記された先人の全て

思いと、感謝の気持ちを背負って登拝し石鎚神社頂上社で祈祷する事ができた。

そして去る7月20日、天の囁き (ただの思いつき) からこの特別会符を持って石鎚神社

本社へ出向いたのである、目的はこの特別会符の今後のあり方?できるものであれ

名義変更ができればいいが「この特別会符は子孫に譲渡できる」と先達手帳に記さ

言い換えれば他人には譲渡できないかな?それは分った上での訪問であり、やは

普通の先達会符とはまったく別扱いで簡単にはいかないようである (^_^)。

そして石鎚神社の武智宮司様が面談してくださり、やはり石鎚神社が発行したもの

いえ、そうそう見る事もないのか会符を両手に取り「この会符は石鎚神社にとって

本当に貴重なものです」という宮司様のお言葉はひじょうにありがたいものであた。

そして話せば長く、あちらこちら確認する事約1時間、宮司様より一言がm( _  _ )m

「この特別会符は今後あなたが引き継いではいかがですか?」

何と言う巡り会わせだろうか、大正4年に発行された特別会符が正式に自分の名義に

なるのである ! ! 更に絶対見る事はできないと思っていた特別会符台帳(当時の特別

会符所有者名簿)をこの場で見る事ができた ! ! これは本当に感動の限りであり、石鎚

神社の宝物、事務書類としてトップシークレットとして保管されている特別会符台帳、

手元にある特別会符の番号頁を開くと会符と同じ方の氏名が記され、先達手帳に

記されてあるとおり、当時百円の初穂料もやはり分割にて奉納事も記されている

そして宮司様により、最終的に名義変更となった経緯がこの頁に記され新しい会符

所有者として僕の名前がこの特別会符台帳に記される訳である(^_^)。

何と名誉な事だろう、大正4年から石鎚神社に残るこの特別会符台帳に僕の名が残る

事になったのである、この会符を正式に所有する喜びもあるが、やはりこの特別会符

台帳に自分の名が記される喜びの方が大きい(>_<) ! !

それにまさか手にとってこの台帳を見る事ができるとも思わず、石鎚山を極める意味

続けてきた旅の延長線上でこの台帳の存在を知る事になった訳だが、これも石鎚

山の御縁であると思う限りである。

そして特別会符を預けて待つこと2か月半、石鎚神社から連絡があり次の秋季例大祭

で特別会符を拝受したいとの事、会符が出来上がったのは前日であり、このタイミング

もまさし石鎚大神様の御神徳でしかないと思う限りであります、更に式典では来賓と

て招かれた上、最後の拝受式では宮司様より僕の石鎚山の旅の事まで紹介してく

さり、誠に感極まる思いでございます。

最後に、この会符に関係してくだっさた方々には重ねて御礼申し上げますm( _  _ )m

 

 

 

 

 

 

大正4年に発行されて以来102年という歴史を越え

今日新しく生まれ変わった特別会符

発行された当時そのままの姿を見ているようだ

石鎚神社特別会符(通称 黒会符)

 

裏側は以前とかなり変わった

四角い枠内と番号は加工させてもらった(^_^)。

 

修復前と比べればこの違い

今回の特別会符は新しく作り変えたのではなく

以前の会符を細かく修復している

 

上部の石鎚神社の印は金色に変わり

下部の書体も旧書体から変わった、変わらないのは

番号であるが前は「特別番第○○号」と表記されてあったが

今回は「特別第○○番」と簡略された。

 

上部の「武改」の刻印はそのまま残されている

 

金色に輝く「石鎚 ! !」の文字

見る人に何かを語りかけているように思える ! !

たった100本しか発行していない特別会符

一世紀以上の歴史を越え今、僕の手元に来たのは

ただの偶然とは思えないのだが・・・

 

今、この特別会符を所持する責任は重い

そして後世へ伝えるべき情報としてここに記してみる

「本当に石鎚信仰はすばらしい」

m( _  _ )m

 

 

 

 

 

 

 

旅する石鎚信仰者