東京都議会議員選挙　自民33議席　過去2番目に少ない議席数　衆院選に向けて戦略・政策の見直しを

7/4東京都議会議員選挙結果(出所：東京都選挙管理委員会)

http://sokuho.r3togisen.metro.tokyo.jp/sokuho/r03gik_kai_031.pdf　

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

　7月1日からの大雨による被害が出ています。被災者の方々にはお見舞いを申し上げます。熱海市の土石流被害に当たり、1千人以上で救出活動が行われており、人命が救助されることを祈念するばかりです。

　7月4日(日)は、東京都議会議員選挙の投開票日でした。都民の審判結果は以下です。

・投票率が42％(前回51％)と過去2番目の低さであったこと。東京オリパラ大会の開催直前で、コロナ禍の感染が広がり、政治とカネ問題もあり、政府不信が強かった。

・自公で55議席獲得したが、目標の過半数67議席には遠く及ばなかった。公明は23議席全勝だったが、自民党が60名立てて、25議席から33議席の伸びにとどまり、1人区や2人区では敗北してしまった。当初楽観論もあり、詰めが甘かった。

・小池知事与党の都民ファーストが議席を減らしたが、予想に反して善戦。45→31議席。小池知事への都民の評価は高く(出口調査で64％)、静養から同情票も集まったか。

・共産と立民の選挙協力が機能して、それなりに議席を伸ばす。共18→19議席。立民8→15議席。

　東京都-令和３年東京都議会議員選挙投開票速報 (metro.tokyo.jp)

　自民党としては、実際勝利したとは言えない状況となってしまいました。

　その原因をどう捉え、今後どう活かしていったらよいのでしょうか。

　・ＮＨＫの投票日の出口調査によると、政党支持率は自民が31％、無党派が28％、立民11％、都民8％、共産8％、公明8％、維新3％、国民1％でした。期日前投票の結果が入っておらず、個人本位の地方議員選挙とはいえ、自民党の政党支持者が自民党候補に入れておらず、無党派からも自民党候補へ投票が少なかったことが言えます。

【タイムライン】東京都議会議員選挙2021 | 都議選 | NHKニュース

　・投票率低下の要因となった政治とカネ問題に対して、原因をつくった自民党としてけじめをつけて、再発防止を徹底すること。

　・投票で重視されていた政策は、景気雇用政策でした。長引くコロナ禍において、景気や雇用政策として、経済的に厳しい個人や事業者に対して、追加経済対策を行うこと。

・コロナ禍対策を徹底すべく、感染が拡大する東京圏について、重点措置を延長すること。

　・都議選で自民党が触れなかった東京オリパラ大会について、水際対策の強化ととみに、人流抑制のために無観客で行うこと。

　・コロナ禍対策の決め手であるワクチン接種について、前のめりになり過ぎず、計画的に着実に推進すること。

　都議会議員選挙は、国政選挙の先行指標とよく言われています。

　年内に必ずある衆議院総選挙に向けて、国家国民のために、自民党の戦略と政策の見直しが求められていると思います。

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◎赤池ブログから

6/9「皇室の歴史を学ばずして皇位の安定的継承論議はできない」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12679693398.html　