5/25保守団結の会の様子(自民党本部で)

 

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

 

 5月25日(火)、自民党本部において、私が共同代表世話人を務める「保守団結の会」が開催されました。第14回勉強会として、「国を護るー中共を知る、人権状況とは」です。

 

 外務省、国立国会図書館、公安調査庁から報告聴取を求めました。

 

 中共内の状況については、我が国独自の情報が少なく、政府は「懸念」表明に止まっています。

 

 欧米では、以下のような具体的な事実を明らかにしています。

 

 国立国会図書館では、以下のようにまとめてくれました。

 

◎中国の人権状況について -海外の報告書や報道から-

 

 最近反響を呼んだ海外の研究機関等の報告書や報道によれば、中国の人権状況は次のとおりである。

 

1 オーストラリア戦略政策研究所 の報告書(2020年3月)

・2017~2019年に、少なくとも8万人のウイグル族が中国全土の工場で働くために新疆ウイグル自治区の外に移送され、その中には拘留施設から直接移送された者もいたと推定される。

・中国の9省27か所の工場で、移送されたウイグル人労働者を使用していることを確認した。それらの工場は、約80のグローバル企業のサプライチェーンに含まれている(日本企業では日立製作所、パナソニック、ソニー、ファーストリテイリングなど)。

・彼らは強制労働を強く示唆する状況下で働いている。勤務時間外に北京語やイデオロギーの訓練を受け、常に監視され、宗教儀式への参加を禁じられている。

https://s3-ap-southeast-2.amazonaws.com/ad-aspi/2021-04/Uyghurs%20for%20sale%2019%20April%202021.pdf?CifExOIYXRwRJRTR.kMqSgL9cx7nKia8

 

2 ジェームズタウン財団(米国) の報告書(2020年6月)

・新疆ウイグル自治区の自然人口増加数は劇的に低下しており、ウイグル人の多い2地区では、2015~2018年に増加率が84%低下した。

・2019年までに、同自治区の南部4地区に住む妊娠可能年齢の女性の少なくとも80%に対し、子宮内避妊具の装着や不妊手術を実施することが計画された。2018年の中国全土における子宮内避妊具の装着数(純増数)のうち、80%が同自治区のものだった。

・この調査結果は、同自治区における政策が、ジェノサイド条約におけるジェノサイドの基準の1つである「集団内の出生を妨げることを意図する措置を課すこと」を満たしていることを示す、これまでで最も強力な証拠となる。

https://jamestown.org/wp-content/uploads/2020/06/Zenz-Internment-Sterilizations-and-IUDs-UPDATED-July-21-Rev2.pdf?x14952 

 

3 ジェームズタウン財団の報告書(2020年9月)

・チベット自治区では、2019年、牧畜民や農民に対して大規模な職業訓練を行い、他地域への移転を促進する政策が導入された。2020年1~7月に50万人以上が訓練を受け、約5万人が同自治区内の他地域に、約3千人が同自治区外の地域に移送された。

・この政策が超法規的な拘留と関連している証拠は今のところないが、全体的に見れば多くの強制的な要素が体系的に存在している。少数民族を動員して伝統的な生活様式を変えさせることに重点を置き、軍隊式の訓練管理を採用するなど、新疆ウイグル自治区で行われている政策に類似する点がある。

・この政策は、チベット族の言語的・文化的・精神的遺産の長期的な喪失を促進するおそれがある。

https://jamestown.org/wp-content/uploads/2020/09/Read-the-09-28-2020-CB-Issue-in-PDF-rev2.pdf?x14952 

 

4 オーストラリア戦略政策研究所の報告書(2020年9月) 

・衛星写真などをもとに、新疆ウイグル自治区における拘留施設と疑われる施設の位置を380以上、特定した。

・この調査結果は、いわゆる職業技能教育訓練センターの「訓練生」は2019年末までにすべて「卒業」した、という中国当局の主張と矛盾する。

・2019年7月~2020年7月に、少なくとも61の施設の新設・増設が行われている。そのうちの約50%は重警備の施設であり、軽警備の「再教育」施設から刑務所形式の施設への移行を示唆している。

https://cdn.xjdp.aspi.org.au/wp-content/uploads/2020/09/25125443/documenting-xinjiangs-detention-system.cleaned.pdf 

 

5 BBC放送(英国)の報道(2021年2月)

・元拘留者などの証言によれば、新疆ウイグル自治区の「再教育」施設では性的暴行や拷問が組織的に行われている。

・あるウイグル族の女性は、施設では毎晩のように女性拘留者が部屋から連れ出されて性的暴行を受けており、自身も集団性的暴行や電気ショックによる拷問を受けたと証言した。

・また、あるカザフ族の女性は、男性が来る前にウイグル族の女性の服を脱がせて動けないように手錠をかけておく仕事をさせられたと証言した。

https://www.bbc.com/news/world-asia-china-55794071

 

6 米国国務省の人権報告書 (2021年3月)

・新疆ウイグル自治区において、ウイグル族などの少数民族に対してジェノサイド及び人道に対する罪が起き続けた。同自治区では、100万人以上の民間人の恣意的で深刻な身体的自由の剥奪、強制的な不妊手術や妊娠中絶、性的暴行、拷問、強制労働、信教・表現・移動の自由に対する厳しい制限などが行われている。

・チベット自治区では、信教の自由が厳しく制限され、チベット仏教は事実上政府の管理下に置かれている。「民族統一に有害な」言論は犯罪とされ、厳しい検閲が維持されている。多くのチベット族の作家、知識人、歌手が「分離主義を扇動した」として逮捕し、刑罰を科されてきた。

・内モンゴル自治区では、2020年8月、初等・中等教育の主要科目の授業をモンゴル語でなく北京語で行うことを義務付ける政策が発表された。この政策を文化の抹殺の企てとして捉えた人々により、広域にわたって授業ボイコットや抗議活動が行われたが、それによって推定8,000人〜1万人が拘留された。また、モンゴル族の作家・音楽家、反体制派の著名人も拘留・隔離された。

・香港では、2020年6月に香港国家安全維持法が施行され、国際公約に反して香港の政治的自由と自治が組織的に解体された。

・7月、同法による最初の逮捕者として、政府を批判するスローガンを書いた看板を持っていた者らが逮捕された。

・8月、「香港衆志」党(同法の施行前に解散)の主要メンバーであった周庭氏が、同法の成立後は政治的活動を控えていたにもかかわらず、逮捕された。また、「蘋果日報」紙のオーナーである黎智英氏が逮捕され、社内の捜索が行われた。

・10月、国慶節に行われた抗議運動で数十人が逮捕された。

・11月、5月に立法会の会議を妨害したとして、立法会議員5人らが逮捕された。また、「非愛国的」行為を行ったとして、4人の立法会議員が議員資格を剥奪された。

・新型コロナウイルス感染症の発生後、政府当局はメディアに対し、同感染症に関連するネガティブな記事を公表しないよう指示した。2020年2月、武漢の病院の様子を撮影し、ソーシャルメディアで公開するなどしていた市民ジャーナリスト4人が当局により失踪させられた。うち1人は12月に公共秩序騒乱罪などにより懲役4年の判決を受け、うち2人は昨年末時点で行方不明である。

・ネットワーク上で政府を中傷したとして、検索エンジンで特定された市民が警察に拘留される事例が報じられており、罪を認めて「反社会的」行動をしないことを約束する書面に署名するまで何時間も尋問されることがしばしばであったとされている。

https://www.state.gov/wp-content/uploads/2021/03/CHINA-2020-HUMAN-RIGHTS-REPORT.pdf 

 

7 ヒューマン・ライツ・ウォッチ(国際NGO) の報告書(2021年4月)

・新疆ウイグル自治区におけるウイグル族などへの弾圧は、近年、かつてないレベルに達している。

・100万人もの人々が、「政治教育」施設や刑務所を含む300~400の施設に恣意的に拘留されてきた。家族にイスラム教的な録音物を送ったり、ウイグル語の電子書籍をダウンロードしたりしただけで、法廷で正当な手続を経ずに何年もの実刑判決が下されている。拘留者・受刑者は、拷問などの虐待、文化的・政治的な洗脳、強制労働などを受けている。拘留施設の外でも、大規模な監視、恣意的な逮捕や強制失踪、文化・宗教の抹殺、家族の分離などが行われている。

・中国政府は、ウイグル族などに対して国際法上の犯罪である「人道に対する罪」を犯している。

 https://www.hrw.org/sites/default/files/media_2021/04/china0421_web_2.pdf 

 

 我が国の官民ともに、情報や調査研究機関を強化して、中共の人権状況を明らかにする必要があると痛感します。

 

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●赤池ブログから                   

 

4/28「保守団結の会 3回目の緊急事態宣言 追加対策の申入れ」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12671559450.html

 

4/28「保守団結の会 主権回復の日 靖國神社昇殿参拝」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12671313123.html

 

4/22「保守団結の会 安倍晋三前総理の特別勉強会開催」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12670176224.html 

 

3/25「保守団結の会 日台友情深化に向けた決議」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12664409181.html 

 

2/9「緊急事態宣言延長に伴う追加経済対策の申入れ、その内容とは」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12655842819.html 

 

1/26「国旗損壊罪の導入を申入れ」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12652777227.html

 

1/21「保守団結の会 情報機関の強化と中共の浸透工作」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12651572013.html 

 

1/10「今年の書初めは積小為大」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12649363277.html 

 

1/3「令和3年校内外の情勢は 米中対立と経済安保、総裁選と総選挙」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12647903261.html 

 

1/2「首都東京で感染拡大 緊急事態宣言発令を」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12647671562.html 

 

12/31「令和2年 重大=十大ニュースは・・・」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12647273633.html 

 

12/22「令和3年度予算案107兆円 GDP4%成長を予想 V字回復なるか」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12645455218.html 

 

12/15「保守団結の会―中共のオーストラリア支配計画」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12644303665.html 

 

11/26「保守団結の会ー選択的夫婦別氏制度の是非」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12640690702.html 

 

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