佐渡島　日本一夕焼けが奇麗な廃校を活用　学校蔵プロジェクト

佐渡島　廃校を活用した学校蔵

「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

産業教育は、地域と産業と人材を結び付ける大変重要な役割を果たしています。その中核が専門高校です。

10月26日(土)と27日(日)、全国の専門学校生が一堂に会する第29回全国産業教育フェア新潟大会(さんフェア新潟2019)が、新潟市の朱鷺メッセで盛大に開催されました。私は、26日(土)に視察をさせて頂きました。

http://www.sanfair2019.nein.ed.jp/

尾畑酒造の尾畑専務の講演

全国の産業教育の関係者が一堂に会する第61回全国産業教育振興大会において、講演会が開催されました。講師は、佐渡島にある尾畑酒造株式会社の尾畑留美子専務取締役です。

尾畑専務は、先祖伝来の酒蔵の二女として生まれ、佐渡島から出て、慶応大学で学び、映画会社に就職して、海外英語の広報を務めます。親の病気を契機に、佐渡島に戻り、実家の家業である酒蔵を継ぎます。得意の英語を活かし、日本酒の輸出に努めます。その一方、佐渡島の日本一夕日が奇麗だと言われていた小学校の廃校に、学校蔵をつくります。

学校蔵とは、佐渡にある廃校を仕込み蔵として再生した場所で、平成26(2014)年から稼働し始めます。ここでは、「酒造り」「学び」「環境」「交流」の４つの柱で運営しているとのことでした。

①「酒造り」夏に、佐渡島の棚田で製造した佐渡産の酒米と水で仕込みを実施。平成29(2017)年からは酒蔵センシングこと酒蔵ロボット「モロミ君」を導入。

②「学び」仕込みタンク１本につき１期一週間の学び期間を設けて、仕込み体験希望者を受け入れて「学び」の場を提供。海外からも多くの参加者がいるとか。

③「環境」酒造りのエネルギーも佐渡産を目指し、東京大学との共同プロジェクトの一環で太陽光パネルを設置し、電気に関しては理論上100％自然再生エネルギーを導入。

④「交流」様々な企業や組織、学校とのコラボレーションワークショップを実施。特に毎年6月に開催している「学校蔵の特別授業」では多くの参加者が集っています。地元の高校生も参加しているとか。

　酒蔵センシングロボット「モロミ君」は、酒の知識を勉強して、学びに参加する生徒とのコミュニケーションツールとして活躍する予定とのこと。

　廃校を活用した学校蔵プロジェクトは、地方創生に向けて、着実な歩みを続けています。支援ができればと思います。

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●赤池ブログから

地方創生に向けた文部科学施策集　改訂版

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12524381223.html　

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