VC200Lでも挑戦 | 上杉蒼太の鉄道&天体観測日記

上杉蒼太の鉄道&天体観測日記

鉄道全般ならびに鉄道模型、そして天体観測に関するブロクです。特に鉄道模型や天体観測好きの方大歓迎!

しばらくタカハシFC―76DCで撮影した写真が続きましたが、久しぶりにビクセンVC200Lでも撮影に挑戦してみました。今回はレデューサーを使用せずに焦点距離1800mm・F9で撮影しています。いずれもISOは800です。

まずはおなじみオリオン大星雲(M42)です。3分露出×4・2分露出×4・1分露出×4をそれぞれ加算平均でコンポジットした後、3枚の写真をさらに加算でコンポジットしています。いわゆる多段階露出ですが……正直ここまで迫力満点な写真が撮れるとは思いませんでした。やっとVC200Lの実力を見たような気がします。

2枚目はおうし座のかに星雲(M1)です。3分露出で8枚コンポジットしています。

蟹というより佐渡ヶ島に見えますよね(笑)。西暦1054年に爆発した超新星の残骸(この爆発の記録を藤原定家が残しているのは有名)です。フィラメント構造も少しは出るように画像処理した為、ノイズが多めになってしまいました。

この写真のみトリミングしています。1800mmでも結構小さいです。

3枚目はきりん座の系外銀河NGC2403です。3分露出で8枚コンポジットしています。

割と大きな銀河なのですが、そんなに有名ではないようです。どこか見え方がぼんやりとしていますが、実際にこういう銀河のようです(この写真の後にM42を撮影しているのでピントには問題なし)。

 

焦点距離1800mmでの撮影はさすがに難しく、コ・ボーグ36EDでオートガイドをしたのですが、点像に写すのは露出時間3分が限界でした。それでも、F9という明るさのわりにはよく写ったと思います。今後はさらに系外銀河中心に写してみたいと思っています。