冬になると天気が悪くてどうにも観測ができませんが、写真のノイズを軽減するソフト「NeatImage V8」を手に入れたので、過去の写真を再処理してみました。で、ようやく日の目を見たのがこの一枚です。
ちょうこくしつ座の系外銀河NGC253です。11/5に撮影したもので、レデューサーをセットしたVC200L(焦点距離1278mm・F6.4)で撮影しました。写真はISO1600で3分露出したものを6枚コンポジットしています。NGC253は見かけが非常に大きな銀河なのですが南中しても高度が低く、どうにも映りが悪かったのですが、今回再処理したところ何とかここまでもっていくことができました。ノイズを軽減する「NeatImage V8」、フラット補正を行えるソフト「フラットエイド」のお陰と言っても過言ではありません。
また、10/30に撮影した系外銀河M74についても再処理してみました。既にこのブログにも写真を掲載していますが、再処理でかなり印象が変わりました。やっぱり系外銀河の姿は個性的で、神秘的です。
ちなみに、前回のブログに掲載したカリフォルニア星雲なども全て「NeatImage V8」でノイズを軽減した写真に差し替えしました。カリフォルニア星雲はかなり印象が変わったと思います。
ちなみに「NeatImage V8」は多少の機能制限はあるもののフリーで入手可能です。ここまで役に立つとは思いませんでした……。