系外銀河これくしょん | 上杉蒼太の鉄道&天体観測日記

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かつて撮影した系外銀河の写真をまとめて公表します。なぜ今になったかというと、VC200Lとレデューサーの組み合わせで撮影したところ想像以上の周辺減光が発生してしまい、その補正に手を焼いていたからです。フラットファイルを作成してフラット補正を行うのが正しい処理方法ですが、フラットファイルの作成には手間がかかるため、ぴんたん様作成のフリーソフト「フラットエイド」を利用して補正しました。いやー何とかなるものですね。

最初の一枚はうお座にあるM74です。渦巻き銀河を真上から眺めたもので、距離は約3500万光年です。メシエ天体なのにも関わらずかなり暗いです。

 

次はくじら座にあるM77です。中心部が明るいセイファート銀河です。距離は約6000万光年です。

 

最後はアンドロメダ座にあるNGC891です。銀河を真横から眺めたエッジオン銀河で、距離は約2700万光年です。

 

いずれの写真もISO800で3分×8枚をコンポジットしています。3~4等級ぐらいの星しか見えない明るい星空ですが、何とかここまで写せました。

 

VC200L用レデューサーは焦点距離を1278mmに短縮してF6.4まで明るくなるのはいいのですが、周辺減光が酷いのが欠点ですね……。76DCを使って改めて認識しました。比較する対象がアレですが(笑)。今度はレデューサー無しの直焦点撮影もしてみたいと思いますが、オートガイドが上手くいくかちょっと心配です。焦点距離1278mmを175mmのペンシルボーグでガイド可能とはいえ……。