「里古りて柿の木持たぬ家も無し」(芭蕉)
/柿の木に鵯躁ぎ出す柿ドロボー
/俤や眠りを覚ます不如帰
/砧雨どこからて云ふどこまでて云ふ
/無花果の実のうじゃけしをそのまゝに
/鋏研ぐ凩かなと水鏡
/甲州は葡萄で暮らす盆地かな
/松手入れ矯めつ眇めつ松の下
/盆地冷えて取り残されし葡萄かな
/蔓滅びて畑に仕舞の胡瓜かな
/剽げ見る我の帽子に飛ぶトンボ
/ヒコバエの田圃に鷺の一つ脚
/Elelction 近づいて来る米国の Dodgers よりも胸騒ぎする
/湯気ほかりお指きれいに衣被
/灯籠の石に寄り来る寒さかな
/石蕗咲いて忘れしことを思ひ出す
/石蕗咲いて石灯籠まであと一歩
倉石智證





























