子育て中にイライラしてどうかなりそう: ストレス発散だけでは幸せになれません | 子どもが伸びる がんばらない子育て

子どもが伸びる がんばらない子育て

心理学博士 山本ユキコ 
既刊
『子どもが伸びる がんばらない子育て』(フォレスト出版)
『出産・育児ママのトリセツ』(忘羊社)

2019年4月より キッズ・キッズ折尾保育園 園長就任予定


子育てはチームで行うもの。子育てフィロソフィ代表 心理学博士山本ユキコです。


子育て中に本当にイライラしているときは
食べて、寝て、風呂に入って・少しだけお部屋をきれいにして、仲間とおしゃべりする・もしくは、失った日常(カフェでお茶、本屋で立ち読みなどささいなこと)を少しだけ取り戻してみる。

ことをしましょう。

これは、夫や義母、一人目の子どもなど身近な人にイライラして、この人さえ何とかなれば自分が幸せになるのに。と、思えるときには特にです。

この時には、こじれている夫婦関係をなんとかしようとか、自分をもっと良くしたいとか考えてはいけません。まずは、疲労をとって、ストレスをコントロールする必要がある時期なのです。


ストレス発散だけでは幸せになれない
でも、ここで落とし穴があります。ストレスのコントロールは大切ですが、人はそれだけでは幸せになれないのです。

いくら休んでも不安な気持ちが胸に広がる。不安のために、誰かの悪口を言い募る。

それって、幸せじゃないですよね。

たとえば、うつ病になった時に、まず大切なことは休養すること。あと、抱えきれないような不満や不安は誰かに口にしてラクになるのも大事です。

でも、休養するだけでは、うつの症状はなくなったとしても、その後、幸せにはなれないのです。愚痴や誰かの悪口ばかりいい募っていても、幸せにはなれないのです。

ストレスコントロールから、ハッピーコントロールに
幸せになるためには、ストレスコントロールから一歩進んで、自分のハッピーを積極的にコントロールすることが必要です。疲労をとる時期には、ゆっくり休んで、たまには愚痴を吐き出すことも大切です。

でも、ストレスコントロールから、ハッピーコントロールへ。自分の心を見極めて、段階を変えることが大切です。