『梵字・阿』字観・観法・・ゆっくりとご実践を。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

神聖寺 隆健 090-3085-9732

神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
さあ~、つぶやきを進めましょう。

『梵字・阿』字観・観法・・ゆっくりとご実践を。
真言宗・真言密教の実践『阿』字観について、さらに深くご案内をします。
以下は、大乗仏教の瑜伽の法であり、真言密教『阿』字観の観法のご案内です。
但し、これは我が国の実践法です。
古代インドでの阿字観とは多少違うと思います。

歴史が違い、人種も違い、体格も違い、食事も違います。
この辺り、ご配慮、ご理解を下さいませ。
閑静な部屋の中に『結跏趺坐(けっかふざ)』で坐ります。
静かな部屋なら、何人いても良いでしょう。
最初に五分くらい『黙想(もくそう)』して『呼吸』を整えます。
口を半開きにして、『息』を深~く『はぁ~ぁ~ぁ~」と吐き出します。

〔密林ジャングルの王・ターザンの雄叫び「アーアーぁー」ではありません、静かに~静かに~ですよ!〕
吸い込むときは口を閉じて、鼻から息をゆっくり、ゆっくりと吸い込みます。
〔『息』を胸でするのではなく、お腹を膨らましたり、へっこましたりして『息』をします(=複式呼吸〕)
何度も繰り返しますと『呼吸』が安定します。
『呼吸』が落ち着いたら『脈拍』の振動を捕まえ『脈数』を数えます。

人はそれぞれですが、私は日頃から「42~46/一分」が安定数です。
『呼吸』が整ったら、いよいよ『梵字・阿』字観・観法に入ります。
今度は『黙想』ではありません。
眼は『半眼』にです・・・。
続く。ゆっくりとご案内しましょう。