王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


責任感があるならば
こうするのが、
ああするのが普通だ。と

今、目の前に在る者と
競い争い 競り合い
張り合うように

自分は責任感があり、
こんな時は
こうするし

そうした場合は
ああする。と

この世のソコで、
顎を突き出し
腕を捲る姿を
他者に誇示してみせる者が

例えば、
タバコをふかす者であり

相手から不意に
CO2問題や
未来の子供達が住む
地球のことに対して
どのように思うのか?を
訊ねられた際に

されたように感じるのは
自業自得、
因果応報でしかなく

ソコで思わず
話を反らすな!

減らず口を叩くな!
つまらぬ話をするな!

今、関係ない話を
持ち出すな!と

応じては、
己が無責任な様を
自ら曝す。

また、この問いかけに、

自分一人が
タバコ吸うことが
未来の何に
影響するというのか!

それを云うなら、
他の誰かや
何かこそ、こうしなければ
ああしなければならず

自分には
関係のないことのように

競い争い 競り合い
張り合い 
言い争ってでもいるつもりで
顎を突き出し
腕を捲り

次に相手が
何を出してくるのかを
待ち構える真似を
してしまう者は

己自らの
この現実世界での言動や
己自身と云う者の
存在価値を貶める。

己が無責任なところや
隙や不徳、情けないところを
気付けてなかったところを

自ら認めて
己が恥をソコでかける者の
言葉は素直で正直で
信用を置くに足り

人情をよく知る者ほど
自己のこの世での言動に
自己責任を有している者が
訴える想い気持ち叫びには
信憑性があり

習い従うその道で
よい見本を示す者であると

其の人のこの世での
在り方をソコに見る。

深淵を覗く時
深淵も貴方を
観ていることに

気付かぬ者は
喧騒の中に
身を置いている。

まるで、以前、
自分が、他者に
今の自分のようなことを
言われては

競い争い競り合い
張り合い言い負かされ
渋々厭々従って

自らが選んだ道で
怠惰に惰性に
隷属的に過ごしては
不平不満不服愚痴を
溜め続け

自分とは違う存在が
楽をしているように
感じては、

自分の手綱を握る
存在が

自分が見下す相手に
目を留めたのを観ては

これは
好機と感じたように

自らの手綱を握る者に
自分が行って来る。と

自分が「された」ように
感じていることを
真似してみせる。

ソコには寄り添う想いも
他者を気遣う心も弱く

自らが慈しみの心を
育み養い
自己この世での言動に
素直に自己責任を担い

自業自得 因果応報を
自らが会得する前に
飛び出しては

そんな中身を
透かし観られることで

自らが手綱を握る存在に
馬鹿にされ嘗められ
呆れられ

今、自分が
他者にしているようなことを
また、されるように感じては

必死に、追われるように
ソコに戻りたくないと
足掻くように

過去の自分の在り方を
相手に映してしまうのか
己が主観に囚われて

競い争い競り合い
張り合い
言い争っているつもりになって

本当ならば
今度は自分が手綱を
引ける筈だったのに

手綱を
引かせてくれぬ相手を
この世のソコに
見出し

イジケ、拗ね
ふてくされ、

この世のソコに
減らず口を云う者が居て

素直に従ってくれない者が
自らの、やりたいことを
阻むのだ。と感じる者が

己が手綱を握っている存在を
ソっと振り返れば

目を伏せ
肩を落としているように
見えてくる。

誰のこの世でのありようが
誰の涙を誘うのか

自らが堪え積んで来た日々
積んでこれたモノを無碍にし
己が体裁 体面
世間体がために
手柄を欲を追う者は

ずっと誰かに
手綱を引かれたまま
ソコに何も持たずに
帰ることを
己が恥として

独り侘びしく寂しく
孤独な心細さを抱えながら
強がる迷子となって

人の心に機微を
感じることもなくなって

自らが手綱を
引いた存在を恨むように 
意趣返しのような真似を
己自ら、行いながら

自分とは違い
楽をして来た者が

手綱を引いてやろうとした
自分に向かって
減らず口を叩き
嘗め馬鹿にして
意趣返しばかりして

素直ではないから
自分が今
このような想いを
することになっている。と
思っているような

其の在り方が
ほんの二言三言
言葉を交わしただけで
透かし観られてしまうことを

上辺ばかりを
気にかけてしまっている者は
気付かない。

何をもって
其のように自分が
観られてしまうのか。

自分が何をしようと
していたかを
見透かされ

心の籠もらない
誠意の欠片もない
上辺の真似事を

自らを従える者を
馬鹿にし嘗め軽んじ
その心に想いに
どこか背を向けたまま

何に飛びつき
競い争い競り合い
張り合い
言い争う真似をして

己の弱さを隠す蓋
代償を贄を求めて
己が楽を求めて
無責任な真似をして

自分の親を泣かせながら
他者を欲する真似に及んでは

どちらが相手を
言い負かし従えるかを
競うような真似をする

素直に従え
減らず口を云うな

叫んでは
己ばかりを貶める

他者に馬鹿にされ
嘗められ
見下されるように
感じてしまうのは何故なのか

自らの弱さを不徳を
素直に認められないことが

どれだけの罪か

たかが
その位のことを
安易に捉えたままで
この世に在れば

まるで独り迷子に成り
取り残されて
強がっているかのように
成ってしまうのかも
知れないね。

きっと、誰もが
そうなってしまうかも
知れない人であると云うことを

人として生きようとするならば
片時も忘れてはいけないのだ。
と思った。