王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


人は皆、誰もが
ロジック
言霊に導かれ
誘われてしまう。

何かに、今、
目を瞑ること。

何かに、今、
我慢を覚えること。

その瞬間の様相は
当人が次に
何かしら行動を
起こしてくれなくては

どちらの言葉を選んだか
誰の目にも分からない。

人が、行動に移し
業を深めてみせようと
その情景を在り方を
主観的に彩って

人は、今ソコに在る
今の自分の在り方を
この世のソコに
晒してしまう。

そんな貴方の
行いを目にした
第三者が

目を瞑るモノか
我慢を覚え、
自分だったら…と

ソコに居た
貴方を馬鹿にし
嘗め見下して

瞬間瞬間
諸行無常に移り変わる
玉虫色、
何処かの銀河のような
色をした

ソコに在るモノ
表面的に自分勝手に
捉えては

今、そこで
在りたい自分の姿を
選んでは

自分の観たいモノを見て
聞きたいモノを寄せ集め
今、そこで
在りたい自分の姿を姿勢を
肯定してゆく

ふと、それまで
気にもかけなかったこと

新しい車を買えば
それまで同車種を
そんなに見かけなかったのに
やけに目に付いてくる。

気付きとは
自らが、今、
気付きたいものに
気付いてゆく
方向性をもって居る。

それを知って
気づいて
舵を自ら取れずには

安易安置不用意に
自らを無明の世界に
閉じ込めて

ソコに出口があることにも
気付がなくなる当たり前。

なんで、どうして、
そんなことを…と

思うようなことの
答えを自らが察し
慮り人の恥を偲べすに

自らが世界にて
自ら、弔うことが
出来ていないモノは
ずっと、そのまま

自らの迷いの入口を
人は持ち続けて
しまうのだろう