王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


五月病のように

気が漫ろとなって
他の誰かは今頃…
楽しているんだろうなぁ等と
犬や猫まで、羨んで、

今、働いている
貴方が、気怠く
億劫に感じる時

思春期に
遊んでいる学友や
異性とキャッキャッ
騒いでいる学友や

家族円満で自由奔放
好きなことを
やらせて貰える学友を見て

自らが、大志を抱き
自らが、未来に、
こうなるために
こうするために
今、これに、自分は
取り掛からねば、と

自らがタスキを締め直し
兜の緒を締め直し
潔く、自らの欲を削ぎ

目の前に有ることに
集中することを
学生時代に繰り返し
自らの当たり前に
出来た者は、

自らが目標に達した後や
目標敵わず、挫折した折に
空虚に成ることはあっても

自分とは違う存在を
眺め触れ合うウチに

いつか再び
やりたいことを見つけては
再び、この世の今、ソコで
自らを、活かすことが
敵うだろう。

目標の会社に就職し
未だ、右も左もわからずに
上司、先輩に従うだけの
その日々は

長い休みが明ければ
過去とは違い
とても怠惰に感じるだろう。

辞めたくなって
3ヶ月、5ヶ月、半年
それまでは、とか
自らが、目標を定めたり

もともと、
いつ辞めてもいいや。と
ここを辞めたら次は
こんな仕事もよいなぁ~と
自ら、アクティブに
生きている者等は

五月病など直ぐに
自らが治してしまうだろう。

自らが、自らの
生活に自己責任を担い
あれをしよう
これをしよう
あれがしたい
これがしたい

だから、と
今の自分を動かして
いられるウチは
未だ、微笑ましいけれど

誰かや何かのために
自分がやらねば
誰がやるのか、と

情けは人のためならず
それを忘れて
責任感を自分は
持っているつもりで

この世のソコでの
自らの言動に
自己責任を担うことなく
己が欲に駆られてしまえば

形振り構わず
エゴを業を罪を深め
綱渡りをしていることに
気付くこと敵わず

自らが働く姿を
微笑ましく、優しく
見守っていた者の笑顔が
消えてしまっていることにも
気付くこと敵わずに

腕まくりをして見せて
お前のために
自分はこうするから
こうしてやるから
お前もシッカリ支えてくれよ。と
声をかけた相手の笑顔が
哀しく儚い者でも見るような

表情に変わっていることに
気付かずに

やろうとしたことに
自ら、躓いては
大きな溜息ついて見せて

お前にも、
シッカリ支えてくれと
言ってたのに…
お前も気付かなかったのか〜と

自分はお前のためを思って
こうやっているんだからな。

これからはお前も
もっと、
気をつけといてくれよ。と
声をかけては

相手の表情から
笑顔が消えていることに
気付くこともなく

こうしてやるからな
ああしてやるからな
そうなったらお前も
嬉しいだろう?
楽が出来るぞ。と

己が欲に囚われて
形振り構わぬ姿を晒し
もう何にも気付かない者へと
変わり果ててしまう者がある。

宥めても、すかしても
なんでだ?どうしてだ?
こうなったら良いじゃないか。
お前のためにもなるんだぞ。と

今、目の前に在る者が
ハラハラと
心を痛めはじめていることに
気付くこともなく

自分のやっていることは
お前のためになることだ。と

口にする者を
止めることは難しく
止めようとする者は
傷を負う

見兼ねた第三者は
放っておけと云う

構わずにいれば
自己の生活に
自己責任をもって
生きている者は

日々、生活を守るために
自らのエゴを鎮めて
他者と触れ合い
働いているウチに

自らが、この世の
何処ソコで
どのような姿、形振りを
晒してしまったのか

ソコでの己の在り様を
少し反省しては
自らのエゴを欲を
自ら鎮めてやっと気付く。

相手は、
どんな顔をしていたか。

何か心配そうであったな。
言い過ぎたかな?
強引だったかな?
想い伝わっているかな?

そうだな
自分ばかりが
頑張っても意味はない。

相手のためにやってることや
二人の未来のことならば
相手の意見も
聞かなければな。と

気付ける者は
知っていて
「放って置け」と
口にする。

ソコに、少し傲慢な
己の欲に囚われ
エゴ、我、業、
罪深い者がいれば
その者は、

「放って置け
 痛い目
 見たなら目を覚ます」と
余計な一言口にして

それを耳にした者は
却って放って
置けなくなることすらも

己が欲に欺瞞に囚われて
他者を見下し気付かずに
自分は他者のためを思って
「放って置け」と
言ってやったのに…と

この世界の今、ソコで
誰かや何かのために
生きようと務めることもなく

競い争い競り合い
張り合うように
今の自分を誇示して見せる。

相手に馴れ合い
依っかかり、
相手の優しさに
つけ込んで
己の甘えに気付かずに

形振り構わす
傲慢に、欺瞞的に

相手の配慮に辛抱(信望)に
その時々に、
自分こそが、
生かして貰っている立場だ。と
気付くことが敵わぬ者は

自らが業に欲に溺れては
我慢、欺瞞を剥き出しに
自分はお前のために
こんなことや
あんなことをしているのに

お前は支えもしてくれず
自分の努力、苦労、頑張りを
お前は、知らないんだろうな。
楽していいなあ。と

ちょっとは
こっちのことも考えて
配慮し、気遣い、
こっちが、その時々に
求めているモノに気付いて

こっちが、云う前に
先んじて、あれやこれや
自分を満足させ
癒やし救えるように
動いてくれよ。と

我儘に、その都度
違うモノを欲しては
今は、これじゃないのに。と
己のエゴに欲に溺れる

自ら、マメに
生き務めることのない
規則性のない人程、

他所の誰かの有している者は
よく気がついて
他所の誰かを支えている。
なんでお前はそれも
出来ないんだ。と

この世で、とても
残念な己のありようを
自ら晒してしまう。

相手を自分の何と、
思ってしまうのか

自分の家族なのだから
自分の○○なのだから

自分の考えは伝えているし
自分の欲しいモノも
知っているだろう。
自分の想いや人となりを
常日頃から知っている筈なのに
 
どうして、
どうして?

思うが儘にならない。と
独りこの世のソコで
傷ついて

堰きを切るように
毒を吐く。

たくさんの
罪を重ね、業を深め
誰かや何かのためにと
己自ら、欲を嘘を毒を
その身に溜め込んで

その全てが、溢れ出す。

人間らしく
人間らしく
全て吐き出し尽くして
折れずに

目を覚まし

誰の手も助けを
求め欲する真似をせず

イチからゼロから
何度でも

自らが邪念、甘え
欲を振り切って

自らが大志
目標を定め

他がために、と
今、己のエゴに欲に
呑まれ、
己を挫いてしまわずに

辛抱(信望)強く
一人、踏ん張り
立ち上がることが
出来る者には
未来がある。

己が恥
至らなさをよく知って
何度でも何度でも
不屈に果敢に

誰が何をしてくれずとも
自分の想い気持ちに
気付かずとも
それで善し。

自分は、
そんなモノに
左右されることなく
こうするまで。と

今、この世のソコに在る
己のありようを自ら定め

自らが大志を抱き
目標をもって
今の己を生かしてゆく

今、この世のソコには居ない
誰かや何か
この世で出会った存在から
多くを学び支えられ

今の自分が
生かされていることに
気付いて
この世の今を生きれる者は

その今生にて
己を不幸(不孝)にすることなく

自分とは違う存在も
自由に幸せに
この世界を今、
渡っているように
感じさせて貰っては

支えられ救われ
今の自分が生かされる

人の歓び、幸せとは
自分とは違う存在の
幸せそうな姿に

この世のソコに
今、存在している自分が
触れることが出来ること。

人は、それに生かされる。
それに生かされることが
なくなった者は、

何も返せず焦るのか
それを失うことを
ただ畏れてしまうのか

己の弱さに荷担して
何を有していようとも
自分を不幸(不孝)に
突き落とし

この世のソコで
何かを欲して飢え渇く

何が有れば
己が救われると思うのか
そんなモノを持つ程に
それを求めてしまう程

貪欲に今の己を
己が不幸せにしてしまう

この世は弱い人ばかり
そんな弱い人が今
誰かや何かを目にしては
優しく微笑む様を見て

人は今の己を癒やす。

それを
独り占めしようとしたり
もっともっと
自分が、その笑みを
増やしてやろうと試みては

本末転倒
自らを癒やしてくれる
人の姿は
もうソコにはなくなって

自らの、この世での
ありように気付き 
自らの言動に自己責任担い
自ら、反省し
研鑽積んでゆけるならば幸い

誰かや何かに
救いを求め欲せば  
不幸(不孝)

誰もが等しく平等に
似たような試練に
今、立ち向かい
今、一人生きている

たくさんの同士に
支えられ
今、自ら
踏ん張って
ソコを越えてゆけるといいね。