ぬか漬けを簡単に作る方法。
・発酵しやすくするため、野菜(キャベツの外側とか芯など水気が多いもので、自分が食べないところなど。一般に捨て野菜などと言われますが、ゴミではありません。念のため。)をしっかり入れる。
・発酵を促すために、さらしに包んだ少量の生米、植物性発酵物を少し入れる。(たとえば甘酒、日本酒、加熱処理していないビールなど)
毎日かき混ぜて、1週間くらいでぬか床はできあがります。
ぬか漬けをおいしくする方法
・最初の塩水はかなりしょっぱくて良い。しっかり塩気を。野菜から水が出ますからパサパサ目で作っていってください。
・最初の野菜は大事ですから、惜しみなく入れていきましょう。ヘトヘトになって抜け殻のようになっていきますが、そのまま入れておいて良いです。
・塩加減はぬかを直接味見して調整します。
・旨みだしとして(これも出汁ですね)、生姜・にんにく・出汁昆布・鷹の爪などを入れる。
あと、かき混ぜるという作業です。
・好気菌(空気が好き)は表面に、嫌気菌(空気が嫌い)は内部に行きます(色が表面と内部で変わります)。おいしいぬか漬けに大事なのは植物性乳酸菌と酵母で、こちらは嫌気性なのだけれど酸素があっても大丈夫な性質です。そして、嫌な臭いを発したりしてぬか漬けを不味くするものは酪酸菌(らくさんきん)という酸素大嫌いなものと、産膜酵母(さんまくこうぼ)という酸素大好きなものです。なので酪酸菌と産膜酵母を増殖させない、乳酸菌と酵母を一定割合に保つためにかきまぜ空気を入れて良い状態を保ちます。
かき混ぜるのは2日に1度くらいで大丈夫ですが、肌にも良く、肌から体内にも入ってくるものもありますから、1日1回混ぜるだけで健康促進・美肌にもなると思います。
全体にまんべんなくかき混ぜることが大事です。
また、ぬか床はきれいに保ちましょう。
あとは、とにかく漬けまくります。
野菜の旨味がぬかに出てきて、なじんでからが最高です。
野菜から水が出ますので、ぬかをまめに足すこと。また、鷹の爪・にんにく・しょうが・出汁昆布など旨味もたまに足し混ぜ、良い感じを維持しましょう。
ご自分の好みで、ご自分に合ったぬか漬けを作ってください。
塩にこだわったり、糠にこだわったり。
好きなお米のぬかを取り寄せたりするのも良い思います。
究極の自然料理です。
暑い夏にも負けない快調なライフをお送りください。
そうそう、あと大事なことを!
氣持ちを込めて。
「おいしくなってね」