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女優・逢沢凛のオフィシャルブログ
「遊戯王カリスマ研究生.白咲るり」としてイベントや雑誌などでも活動中!

こんにちは。
本格的に秋に突入しましたイチョウ

何と言っても私にとって秋とは、専ら食欲の秋なのですが…
昨日は芸術の秋を堪能してまいりました。


それは前回のブログでも見に行きたい!と言っていたTOP HAT!!!

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あったかくてキラキラしてて、泣かせにくるようなお話ではないけれど
最後の楽しそうに歌い踊るキャストさんをみていたらなんだか熱いものが込み上げてきて涙が出そうになりました。


冒頭、1幕の終わり、そして劇中の所々に散りばめられたタップダンスのシーンはもう圧巻。この言葉に尽きます。
軽やかに、でも確実にリズムを刻むキャストのみなさんはとてもポップで生き生きしていて最近タップダンスを習い始めた私は開いた口が塞がらない。そんな状態で食い入るように眺めていました。

そして主演お二人のペアダンス。溜息が出るほど(実際には息を吐けるほど余裕はありませんでした)しなやかで美しく素敵でした。

タップダンスもペアダンスも、あぁ…私もああいう風に踊ることができたらどんなに素晴らしいことだろう…!!!と何度感じたことか。


何よりも素晴らしいのはさ、
来日して上演している演目ゆえ、日本語字幕は表示されるけど当然セリフは英語で繰り広げられるんですよ。
100%完璧に言語が伝わるはずがない状況で、しかも舞台上にいる役者さんたちと観客が共にしているのはたったの2時間半という短い時間なのに、
ジョークで笑えて、登場人物の気持ちに寄り添って一緒にハラハラして、最後には心が温かくなる。
ほんの数時間で登場人物と同じ時間を観客に共有させてしまえる役者さんたちの表現力の高さに驚愕しました。

毎度毎度思うけど、なんで外国の方ってあんなにチャーミングなんだろうね。お国柄なのか生まれ持った喜怒哀楽の表現力なのか、全ての人物が魔法をかけられたみたいにどこか憎めない愛らしい人に染まっていることが本当に素晴らしい。


もっとみなさんに伝えられるだけの語彙力が欲しいなぁ
こんな文章で伝わるかなぁって悔しくなるくらいのエンターテインメントでした!


これぞ芸術の秋でございます。


東京へ戻ってきて昨日はブロードウェイミュージカル「PIPPIN」を観劇しました。

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若き王・ピピンが類稀な人になるべく自分探しの旅に出て行くお話です。


まず驚いたのは始まってからずっと2幕の最後のシーン以外、劇中劇だということ。
役者たちは物語の中の人物を演じているんだけど、実は物語を紡いでいく一座の一員を通して芝居をしている、というメタ構造。
だから観に来ているこちら側も"PIPPINの観客''ではなくて、その''旅芸人一座の芝居小屋にきた観客''という感覚に陥ってしまうのです。劇場全体の空気も巻き込んでしまうのってなかなか出来ることではないと思うし、そう思い込ませてしまうだけのひとりひとりの緻密な作りがとても圧巻でした。
そこからあちらこちらでエアリアルなどのアクロバティックなパフォーマンスとマジックが繰り広げられて目が本当に楽しい。


1幕はずっとショーを見ているみたいでワクワクしていたのですが、
2幕からぐっとメッセージ性が加わり観劇したあとからじわじわと考えさせられるようなお話で。

何をしている時・何を目指していたら人生が充実していると言えるのかなんて人それぞれなわけで。
平穏な日々を求める人もいるだろうし、ある分野においてオンリーワンになりたいって名声を残そうとする人だっている。
でも私がこの作品を通して思ったのは、その先に一人だけの未来があるのではなくて誰かがそばいたらいいなということ。家族、友人、恋人、私だったら応援してくれている人たち。一人で突っ走りたくなるときもあるだろうけど必ず一人ではないんだとどこかのタイミングで気付けたら幸せなんだろうと強く感じました。

おもちゃのびっくり箱のようなエンターテインメントでありつつもメッセージを観客の心に刻み込む…
ブロードウェイってすごい。さすがです。


あとね、当たり前だけど出演しているみなさんの多才さに驚きました。目からウロコ。ぽろぽろ。
日本だと歌手は歌、ダンサーはダンス、役者は芝居って極める分野が決められているような気がするのですが、ブロードウェイではそんなルールなくて。
役者だったらちょっと踊れるよね、のレベルではなくてみんながみんなダンサーを負かしてしまうほどのパワフルさと技術があってとても素敵でした。これを見ちゃったらねぇ…この先こういうものを求められるんだろうなぁ、レッスンもっと頑張らなきゃなぁ、なんて思いもしましたよ。

あとね、主人公ピピンのおばあちゃんがパワフルで素晴らしかったの。ワンピースを脱いでコルセットのようなセクシーな衣装でもとても可愛らしい。チャーミングで生き生きとしていて、人生を目一杯楽しんでる、そんな風に見えました。
私もこんなおばあちゃんになりたいな。


何はともあれ、たくさん刺激を受けた作品でした。海外のミュージカルを見るのはとても久しぶりだけど良かったです。

次は絶対トップハット見るんだ~!


久しぶりの逢沢の観劇記録でした。


遅くなりましたが、
9月6日に舞台「転校生」無事千秋楽を迎えました。

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斬新な演出は全て新鮮で、楽屋から舞台上へのスイッチの切り替えや
リアルな日常的な会話の中で自然な女子高生らしさ追求したり
舞台に立ちながら、映画監督さんたちに映像も撮っていただけるという
豪華で貴重な経験をたくさんさせていただきました。


6月末にオーディションがあったのですが、
その中で見えない縄跳び(実際に縄はないんです)を分けられたグループのみんなのアイデアで跳ぶというエチュードがあったんです。
私がいたグループはみんなで八の字で跳んでいく大縄をやりました。
周りの子達が「はいっ!はいっ!はいっ!」って入るタイミングを声かけしてくれていたのにも関わらず良きタイミングで入れなくて
「今の引っかかったよ~」と毎度言われたのがオーディションの一番の記憶で…(あぁ…運動神経悪いのバレたぁ…やっちまった)とずっと心の中で呟いていました。
この話を本広監督にしたらですね、「覚えてるよ!お前がおっちょこちょいなのは最初から知ってるよ!!!」と言われました。
覚えていてくださって嬉しかったんだなぁ。

とにかく、オーディションではそんなことがあったので楽しかった思い出と同時に
果たして私が合格して、21人の中に入れるのか…と不安に思う気持ちがありました。

だから受かった報告を聞いたときは本当に本当に嬉しくて。はやくみなさんにお伝えしたくて。
これはパンフレット撮影時のインタビューでも言いましたが、夢なのか現実なのかわからなくてずっとふわふわした状態で過ごしていました。

でも撮影をしたりキャストが発表されたり、2015年版の台本を手にしたり…
とひとつずつ物事が進むたびにそれが現実味あるものに変化してどんどん実感が湧いていったんですよね。

夏休みなのに毎日学校へ行ってるような気分で。稽古場には机とイスがあってみんなのキラキラした笑顔が待っていました。明日学校行くのが楽しみだな~って言ってた高校時代の気分を味わいながら。
休憩時間も打ち合わせをしたり、みんなと台本を読みあって台詞を覚えていったり、、そんなみんなから発せられるエネルギーが好きだった。第二の青春でした。

本広監督を始め、たくさんのスタッフの方々に支えられアドバイスをいただきながら共に作り上げた作品でした。
まだ羽ばたく前の危うい私たちを、大人の方たちがずっと暖かく見守ってくださいました。だからこそ素敵な千秋楽を迎えることができたのだと強く思います。


舞台って同じことをしていても毎回変わる空気感が魅力だなぁと私は思うのですがまさに転校生はそれを象徴するような舞台で、演じているこちら側も公演ごとの空気感を日々肌で感じていました。最後まで見届けてくださったお客様の暖かさといったらもう。。。みなさん素敵な笑顔でカーテンコールを迎えてくださり、鳴り止まない拍手の中ステージに立てることの幸せをしっかりと噛み締めていました。私が舞台に立ちたいと思う本当の意味をふたたび確認した時でもありました。
やはりお客様あってのお芝居だな、演劇だな、って。こうして見てくださるお客様がいて成り立つものだと、決してひとりじゃないんだと考えていました。
そしたら嬉しくて涙が溢れてしまって…
あれ、おかしいなぁ~この間絶対舞台上では泣かない女優になるって決めたはずなのに…と思いつつも
お客様ひとりひとりのお顔を見ていたらとめどなく流れてきて仕方なかったのです。


長いようで一瞬にして過ぎ去っていった2015年の夏。20歳を目前にこのような貴重な経験をさせていただけて、本当に嬉しく思います。これから先の糧となりました。


本広監督、オリザさん、そして転校生に関わってくださったスタッフのみなさま、
ご来場くださったみなさま、
遠くからでも応援してくださっていたみなさま、

そして富士ヶ丘高校の愛すべきキャストたち。

本当にありがとうございました。
生きてきた中で最高の夏になりました。一生の宝物です。


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キャスト全員に配られたメッセージ入りのフォトブックと。これも大事な宝物です。


これからも「21世紀に羽ばたく女優たち」という名に恥じないよう気を引き締めて精進してまいります。この感謝の気持ちをお芝居でお返しできるよう走り続けていきます。

ふらふらと寄り道しがちな私ですが、これからも暖かく見守ってくださいませ。


21年前の初演のように
10年後、転校生が伝説の作品となっていることを願って…。



こんばんは。
一気に涼しくなった昨日今日。ただでさえ毎日何を着て劇場行くか小一時間悩むのに、いきなり秋が来たんじゃあ驚いちゃう。
夏はどこへ消えたのやら…まだ花火もしてないし、お祭りにもプールにも行ってないし、BBQもしてないし、浴衣も来てないっていうのに。いきなり10月末を彷彿とさせるような(少なくとも私にはそう感じます)天気で目が点です。

そんな中、ブルーシアター六本木は熱気でムンムンです!!
連日のダブルカーテンコールも本当にありがとうございます。舞台に立つ度に、やっぱりお客様の拍手で私たちは支えられているんだと実感します。いつも暖かい拍手と応援ありがとうです。

ついに今日、4公演目が終わりました。みんなとお芝居できるのもあと12回。ひゃー。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうんだ。。


このカンパニーは21人の女子と、人数が多いので何かと決め事はあみだくじをして決めております。
まず最初は楽屋割り。3グループに分かれてて、私のいるところはみんな良い意味でマイペースで笑いと音楽が絶えない楽屋です。居心地がいいんだぁ。

そして責任重大なお仕事は15分前と3分前のアナウンス。今回は毎公演お客様の前でキャストが生アナウンスをするのです。
劇場に着いたらすぐアナウンスあみだくじに名前を書くんだけど、誰がなったか発表されるまでのお化粧している時間はみんなソワソワ。。。
私はまだ当たったことがないんだけど、劇場入りしてから通し稽古など含めてすでに3回も当たりを引いてる子とかいて、強運ってこのことなんだー!と目の当たりにしております。回を重ねるうちにみんなどんどん上手になっていくのがわかって素敵なのです。
ご観劇の際は、そこにも注意して見てみてくだいね。


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学級委員、寺岡理恵子役の折舘早紀ちゃんと。
不意打ちで撮られた私たち。

早紀ちゃんの役名は理恵子。私は恵理。似てる。



明日からの公演も気を引き締めて楽しむぞー!




ついに「転校生」の幕が上がりました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!



観に来てくださった方々ひとりひとりの感想を聞いてみたい。
きっと十人十色で、演じている側には気付けなかった様々な発見があるんだろうなぁ。。。
とても気になります!


初日乾杯のあとにロビーのポスター前にて。

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ポスターとパンフレットはロビーにてお買い求めできますので、そちらもよろしくお願いします☺︎


ここからはカウントダウン。
あと15回しか富士ヶ丘高校の生徒としていられないんだ…

長いようで本当にあっという間な期間。

21人の成長が見られるように日々進歩していきたいと思います✨


さて、明日に備えて寝よう。おやすみなさい。