5/18(木)
アーカンソー世界大会「FLL Razorback Open Invitational」がついにスタートしました!
アーカンソー大学は、大学の端から端まで徒歩で30分〜40分はかかる広大な大学です。
アメリカのチームの方も、こんなに広い大学は見たことないと言っていました。
私たちの学生寮からメイン会場となる建物までは徒歩で10分強ですから、主催者からすると会場の配置をコンパクトにまとめたということになりそうです。
今日はピットで使う重たい荷物やロボットなど、たくさんの荷物運びましたが、メンバー4人が交代で運ぶ姿は微笑ましいですね。
子供達の笑顔から、わくわく感が伝わってきます。
先生や昔のFIRST FUJISANメンバーにとっては懐かしいピットエリアです。
6年前と違うのは、多くのチームが開場前から到着していて、オープンと同時にピットエリアも練習会場も混雑が始まったこと。
明日の本番の日はどうなっちゃうんだろうとドキドキしました。
FIRST FUJISANのメンバー達も早速ロボットの練習会場に向かいます。
4人チームなので、一人一人やることも運ぶものも多くて大変です。
6台の競技フィールドが並んでいました。
で、ピットはというと・・・
この大会は、アライアンス(同盟)を組む2チームが共同でピットを設営することになっているのです!
私たちのアライアンスチームは、偶然にも山梨県の姉妹州アイオワ州の、甲府市の姉妹都市デモイン市のチームです。
デモインからアーカンソー・フェイエットビルまで車で6〜7時間ということで、今日早朝に出発し、到着は昼過ぎになるとのこと。
それまではピットが作れないので、午前中はこの写真のような仮設のピットということになりました。
さて、その間にも「ロボット練習ラウンド」というラウンドがありました。
本番と同じ会場で、本番と同じようにロボット競技を行います。
本番の日のスムーズな進行のために、レフリーが大勢来て、各チームのロボットや戦略がルールに適合しているかチェックをしていました。
FIRST FUJISAN Energyのロボットには皆さん興味津々で見つめています。
審議対象になったアタッチメントが一つありましたが、ルール上問題ないという回答をいただき、一同とても安心しました。
先生と一緒に写っているこの子は、スペインからボランティアで参加した審判です。
4月のヒューストンの世界大会で準優勝したビーバーズのメンバーだったのだそう。
すごいご縁です。
さて、そうこうしているうちに、アライアンス相手の「コーディングゴーツ」チームが到着しました!
男女8人の楽しそうなチームです。
先生、事前に何度もメールのやりとりをしていて、生徒達の意見を聞きながらゴーツの先生と、どんなピットを作るか打ち合わせをしていました。
持ってきてくださったキャノピーテントの骨組みを、キラキラ電飾で飾り、左半分はFIRST FUJISANの活動紹介ポスターや旗、甲府市のPRポスター、桜や提灯で飾ります。そして右半分はアメリカンなゴーツの可愛らしいデコレーションで飾ります。
そして何より今回のピットのメインは、姉妹都市、さらに両チームの友好を象徴する看板を子供達が一緒に作る。しかも手作りで。ということにしていました。
これはもう下手でもなんでもいいんです。
子供同士が一緒に何かを作るなんて、そのプロセス自体が貴重な経験なのですから。
最初はちょっとおっかなびっくり。
でも、言葉は不十分でも目的は一緒。
次第に打ち解けてきて、とっても楽しい時間になりました。
一緒に作った看板を取り付けて・・・
シスターシティアライアンスのピット完成です!
本当にこんなことができちゃうんだ!とゾクゾクっとしました。
早速いろんなチームの子供達がピットを訪れ、楽しく交流が始まりましたよ。
先生はその間、メンターミーティングへ。
アーカンソーの世界大会初めての人は?という問いに、ほとんどのメンターが手を挙げます。
2回目の人は? 私はここで挙手。
一番すごいメンターさんは、なんとアーカンソー6回目という方がいました。
そして、「殿堂入りしているメンターはご起立ください」という問いに、私を含め3人が起立し、皆さんから拍手喝采をいただきました。
世界大会に1回出るだけでも、全てのメンターさんが素晴らしい方であること間違いないわけですが、その中でも何か特別にご紹介いただいたことで、緊張したり、責任を感じたり、頑張り続けなくちゃいけないなと気持ちを新たにしました。
こうしてあっという間に今日の活動が終了。
一旦寮に戻って、少しプレゼン審査の打ち合わせをして、その後向かった先は・・・
学内にある歴史的建造物、ギリシャシアターで行われる開会式です!
開会までしばらくは、音楽がガンガン流れ、子供達が前に出て踊り始めます。
こういうのが世界大会の楽しみでもあります。
FIRST FUJISAN Energyの子供達も「踊っておいで〜!」という先生の言葉に初めは躊躇していましたが、勇気を出して前に出ていき、あっという間に周囲と馴染んで最前列で踊っていました。
円形競技場を埋め尽くすほどの人人人。
80チーム全てが紹介されましたが、なんと言ってもアメリカ以外から来たチームが紹介されると、会場内全員が起立し、その国の国歌が流れるではありませんか。
日本代表として日の丸を背負い、君が代を聞くという貴重な経験。
本当に感動的でした。
日本からはもう1チーム、埼玉のRSチームが出場していますが、そんな経験を共にした日本代表として、一緒に力を出し切れたらいいなぁと思います。
開会式では、審査セッションの審査員、ロボット競技のレフリーの皆さんも紹介されました。
子供達の教育に対して熱い思いを持った皆さんに支えられて、明日から競技本番が始まります。
FIRST FUJISAN Energy, Are you ready?
Yes!と答えたいところですが、本番直前まで調整や練習を頑張りましょう!
アイズアカデミー