前作の、原作にはないオリジナルな結末もよかったが、新作もなかなか面白そうだ。
善人が悪人に殺される。
この不条理をどう考えるべきなのか?
かつて、平井和正はその作中で、悪人たちが何の裁きも受けない事について、主人公のウルフガイにこう言わせている。
「神はどうして、こんなにも寛大なのだろう。」
最近のCMでは、その中で、
「神様はなぜ、僕らをここに閉じ込めたのか?」
と言っている。
現代日本人にとっては、謎多い問いかけなのかもしれないが、インドでは古来よりその答えは既に出てしまっている。
その答えがリーラである。
要するに、暇を持て余した神々の遊びだ。(笑)
オウムでは、竜宮の宴において、最初のナレーションでその答えを言っている。
「未熟な魂たちに、少し苦労の旅をさせてやろう。」
シヴァ神は三グナに命じて、この世界を作り上げた。
さあ、どうする?(笑)