熊本県警強制捜査16 | 法友(とも)へ

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相も変わらず機動隊は、バッタバッタとサマナたちをなぎ倒している。


にもかかわらず、建物の中には入れずにいた。


とりあえず人間の盾は有効ということなのだろう。



外へと放り出されたサマナたちはと言うと、こちらはこちらで不思議な行動を取っていた。


ジュラルミンの盾の後ろを移動して、生垣の前を通り、走り出した。


門扉をまたいでダッシュ!


小道を表通りに向かって、全力で走っていく。



ん?


これは、もしかして。


そう思って、僕も一緒に走る。



思った通り、サマナたちは小道を左に曲がり、総本部道場の正面玄関へ向かって走っていく。


そうか、なるほど。



到着してみると、正面玄関のドアは開け放たれていた。


サマナたちは靴も脱がずに、土足のまま道場の中を駆け抜けていく。



二手に分かれ、正面玄関に向かった機動隊員たちは事務所の中にも入り、すでに押収品の物色を始めていた。


なんだ、それ。


追い返せって言ったのは、いったい誰だ。(笑)



そんなことにお構いなく、走る。走る。


トイレの前を抜けて、厨房の後ろ、サティアンへと続く渡り廊下。


いつもは鍵がかかっているサティアン裏口のドアも、今日は開いたままだ。



CSI電子班の前、遠藤の実験室の下、AFIの前、サティアンの内部を走る。走る。


サティアンの水洗トイレの前、CSI機械班を抜けて、麻原の居住スペースへと入る、いつもは鍵がかかっているドアの前にサマナたちの行列が出来ていた。


やっぱり、そうだった。(笑)