シャクティーパットは、オウムの初期の頃を代表するイニシエーションである。
で、このシャクティーパットを行った者たちは、麻原もその弟子たちもみな軒並み具合が悪くなって倒れる。
まあ、いわゆるカルマを受けると言われているものである。
シャクティーパットは基本的には、弟子たちはマハームドラーの成就者でなければ行われることはない。
なんでそうなったのかというと、神仙の会の頃のまだ成就していない弟子たちが大勢で立ち向かっても、真理教になってまだ間もない頃にラージャヨーガの成就者もクンダリニーヨーガの成就者も、肉体的な負担が大きすぎて続けることが出来なかったからである。
そんな中でマハームドラーの成就者の石井が課題を達成し、偉大な救済者としての評価を受ける事となる。
これ以降、マハームドラーの成就者は、他の成就者とは違う別格であるという扱いになる。
しかし、石井もマハームドラーを成就してなお、あまりの辛さに相当に泣きが入っていた。
で、そんな誰も彼もが具合が悪くなるシャクティーパットなのだが、唯一泣き言を言わなかった人物がいる。
それが上祐正大師である。
さすがは未来仏!
さすがは弥勒菩薩様である。(笑)
上祐の話ははっきり言って面白くもなんともないのだが、この部分については、同じ修行者として偉大であると認めざるを得ない。