坂本弁護士事件⑱ | 法友(とも)へ

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このブログに来る人は優秀な人が多いので分かっているとは思うが、まあ、中には最近オウムに興味を持ったばかりという人もいるかもしれないので、ざっくり説明しておこう。


このシリーズの最初に、警察と言っても色々あるという事を書いておいたが、その内訳を。



一般的に公安と言っているのは、警察であって警察でない。(笑)


まあ、一応警察なのだが、要するに公安調査庁の犬、みたいなものである。


ご存知のように、警察と言った場合は、普通は警察庁に属する組織の事を指す。


なのに、いわゆる公安は、公安調査庁の指示で動いている。


不思議でしょう。(笑)



ちなみに、公安調査庁自体は自分たちではほとんど何もしない。


情報収集は警察と新聞などの記者に頼っている。(笑)



テレビドラマなどで事件が起きると、それは刑事部が担当する。


地下鉄サリン事件も事件なので、刑事部が担当する。


つまり、公安ではない。


事件が起きたら動くのが刑事部。


事件のないところで動くのが公安である。



まあ、事件のないところで動いているのだから、当然証拠は何もない。


当たり前の話だ。


証拠とは、事件に対して存在するものなのだから。


さらに、事件が起こっていないので、捜査ではない。


単なる調査である。



ところがである。


公安総務課は捜査機関なのだ。


警視庁本庁公安部総務課は、警視庁本庁刑事部捜査一課とならぶエリート集団なのだ。