前回の続き。
誰も死を恐れてなどいないと言われて、
「おっしゃる通りです。」
と答える。
「なぜ自殺しなかったのですか?」
と質問すると、その答えが、
「自由へのイニシエーションです。」
「多分、他の方に殺されたいのね。」
「自分の人生を、他人に干渉してもらいたい。」
「それが、愛されたいという言葉の意味ではありませんか?」
う~む、深い。
何度も書くけど、日本のアニメって凄い!
「自分の意思で生まれてくる生命はありません。」
「他人の干渉によって死ぬという事は、自分の意思ではなく生まれた者の、本能的な欲求ではないでしょうか。」
なるほどね。
そういうことか。
ニュースでたまに、「死刑になりたくて人を殺した。」
というのを見ることがある。
僕はずっと、死にたいのなら自殺するほうが合理的なのにな、と思っていたが、その答えは違っていたという事なのだろう。
人を殺すのは死にたいからではなく、殺されたいからだったのか。
それなら納得できる。
僕にはない感覚だが、論理的に矛盾はない。
繰り返し書きますが、日本のアニメって凄い!