スズメバチ28 | 法友(とも)へ

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ツマアカスズメバチが木の上に巣を作り始めた頃、ハチクマが1羽だけ様子を見にやって来る。


面白い事に、巣に近づくことはない。


遠くから見ているだけである。



そして、それから1か月ほどの間は、何事も起こらない。


まるでハチクマは、ツマアカスズメバチに興味がないかのようにすら思える。


実はこの間、ハチクマは待っているのだ。


巣が大きくなり、自分たちの餌が肥え太るのを。


この地上のありとあらゆる生物が恐れるスズメバチでさえ、ハチクマにとってはただの餌に過ぎない。



巣が十分に大きくなった頃、1羽のハチクマが巣の近くにやって来る。


当然、スズメバチたちの猛攻撃を受けて、巣から離れていく。


逃げたのではない。


単に偵察に来て、まだ早いから仲間たちのところへ戻っただけだ。


スズメバチの巣を襲う段階になると、ハチクマは集団でやって来る。



ここで不思議なのは、1か月以上もの間ハチクマは餌をどうしているのだろうか?


ということである。


まあ、台湾の養蜂家たちが餌をくれてはいるのだが、理由はそれだけではないようである。



ハチクマは日本からインドネシアまで飛行する間、ほとんど食事をすることなく1か月以上もの間飛ぶことが出来る。


まあ、ここで、サットヴァレモンのオクタコサノールを思い出してしまうのだが。(笑)


彼らは恐ろしいほどに食いだめが利くのだ。