思わぬ展開に⑭ | 法友(とも)へ

法友(とも)へ

ブログの説明を入力します。

アンソニー トゥーが、オウム事件の解決に果たした役割は非常に大きい。


そもそも日本の警察は、サリンについて何も知らなかった。


松本サリン事件当時、使われた毒ガスがサリンであることも分からないし、その分析方法も知らなかった。



アンソニー トゥーのおかげで、使われたのがサリンであると判明し、ようやく警察も強制捜査に踏み込むことが出来たのだ。


アンソニー トゥーはその功績を称えられ、外国人であるにもかかわらず、日本の勲章を授与されている。


現在でも日本との関係は続いており、日本の安全対策のための防衛省の会議にも参加している。




前置きはこれぐらいで、いよいよ本題に入る。


まずはボツリヌスについて。


これは、世界中の生物兵器の研究者が目を付けるものであるらしい。



これはちょっと意外な気がした。


オウム側からの情報では、単なる思い付きのような話だったからだ。


麻原が一番強い毒は何だと聞いて、村井がそれはボツリヌス毒素ですと答える。



そこから始まったのがオウムの生物・化学兵器の研究なわけだが、それが結果的に世界中の研究者と同じテーマを選ぶことになった。


これは偶然の一致なのだろうか?


村井は最初の時点で、生物兵器の事をどこまで知っていたのだろうか?



今となっては、確かめようのない事ではあるのだが。