スズメバチ⑲ | 法友(とも)へ

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スズメバチの強さは昆虫界では圧倒的なのだが、そのスズメバチを餌にする生き物もいる。


それがオニヤンマである。



最近ではかなりの田舎でも、オニヤンマの姿を見かけることは無くなってしまった。


子供の頃に見た、田んぼの上を飛ぶオニヤンマの姿は、正直ぎょっとするほどでかかった。



頭のかなり上、虫取り網が届かない上空でホバリングする姿は、羽以外の部分がピクリとも動かない。


そのくせ餌を見つけた瞬間には、前だけでなく横方向にも一瞬で移動する。


見事な飛行性能だった。


人類がオニヤンマから飛行を学ぶことが出来れば、オスプレイもさぞかし安全な乗り物になることだろう。(笑)



この凄まじいまでの飛行性能で、秒速9メートルと言われるスズメバチをあっさりと捕獲して、でかいあごでバリバリと食ってしまう。


アシナガバチさえも手も足も出ないスズメバチが餌に見えているという、オニヤンマの思考は一体どういうものなのだろう?


もしかしたら、飛んでいるものは全部餌に見えているのかもしれないが。(笑)



スズメバチがどんなに全速力で飛んだところで所詮は2枚羽。


オニヤンマの羽は全部で4枚ある。


しかも4枚全部を別々に駆動させることが出来るのだ。


これでは、いかなスズメバチと言えども、飛行性能では敵うはずがない。