V師から汲み取り業者が来たという連絡があったので、しぶしぶ出かけることにした。
サティアンを出て、総本部道場の玄関へ向かって歩く。
V師の説明によると、毎回汲み取り量が同じなのはおかしいと感じて、先月は生活班の女子にバキュームカーのメーターをチェックするように指示を出したのだという。
当たり前っちゃあ当たり前だが、バキュームカーにはちゃんとメーターが付いている。
そのメーターを確認して、汲み取り量に応じて料金を請求する。
それは電気でも、ガスでも、水道でも同じ事。
メーターを確認しなければ、料金の請求など出来ない。
現代日本の常識である。
が、しかし、生活班の女子が汲み取り開始前にメーターをチェックして数値をメモしようとすると、おっちゃんたちが妨害したということだった。
「お前らには関係ない。」
とか、
「見るんじゃない。」
とか言われて追い払われたらしい。
なので、前回は向こうの言い分が通った。
まあ、しょうがない。
こちらには証拠がないのだから。
で、V師は今回は男子で行こうと思ったのだが、事務のサマナは全員が女子である。
生活班の男子は例のアゴ男ひとりだけである。(笑)
この男、丸ごとキャベツにも書いた通り、昼間は寝ている。
役に立たんのである。
というわけで、我らがRさんの登場ということになる。
そしてここに、戦いの幕は切って落とされる!