プルシャを落としました⑥ | 法友(とも)へ

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超能力セミナーのプルシャ、いわゆる超セミプルシャは、最初は1種類だけだった。


セミナーにおいて伝授される行法は受ける回数によって違ってくるのだが、プルシャ自体は毎回同じ丸型のものだった。


そのため、この小型のプルシャが最も多く生産される結果となった。



次に登場するのが親指プルシャである。


この親指プルシャは、超セミプルシャとプルシャ自体は同じものである。


違うのは表のデザイン。


オウム字の代わりに、麻原の右手の親指のあとがついているのだ。



親指プルシャは、そのひとつひとつに麻原が親指を押しあてて作られたものなのだ。


当然の事ながらこのプルシャの売り文句は、プルシャを通して麻原のシャクティーパットが受けられる、というものであった。


なんて素晴らしいんだ!




この親指プルシャが作られた裏事情は、実は悲しいものがある。


超能力セミナーは最初は麻原からの直接の行法指導だった。


ところが、その後指導が正大師、正悟師と代わっていくのにつれて、参加者がどんどん少なくなっていったのである。



まあ、当然だろう。


どんな大幹部も、麻原の圧倒的なカリスマ性には到底及ばない。


で、参加者をなんとか増やそうとして、苦肉の策で考え出されたアイデアがこの親指プルシャだったということなのだ。



というわけで、この親指プルシャを眉間に当てて寝っ転がるのがはやったものである。



が、しかし、この親指プルシャも、実はそれほど人気があったわけではない。


なぜかというと、どう考えてもデザインが良くない。(笑)


オウム字プルシャと比較すると、失敗作にしか見えないのだ。


麻原の親指のあととか言っても、はっきりそうと分かるはずもなく、なんとなくそんな感じという程度だった。


なので、この親指プルシャの数はそれほど多くはない。