さすがの強さとしか言いようがない。
同じコンピュータ同士で比較しても、ponanzaの強さは1枚抜けている。
プロ棋士には悪い手がなかったのに負けてしまったという解説だった。
いやいやいやいや、
悪い手一杯指してるでしょ!
58手目の1四角、60手目の8五桂なんて悪手の連発。
62手目の4五桂で勝負ありでしょう。
あそこは4五桂じゃなくて、9七桂不成りで飛車にあてて、3六歩と打つべき。
80手目の4五歩がまたぬるい手。
ここは、どうせ取られる銀を4七に成り込むべき。
まあ、それはどうでもいいとして一見不思議だったのがponanza25手目の5六飛。
4二銀とさせてから8六飛と回るのは一手損の様に見える。
が、しかし、ここでponanzaが読んでいたのは、8四にではなく8二に歩を打った場合の変化。
▲8三歩打、△7二金、▲8二歩成り、△同銀、▲8三歩打、△同銀、▲5六角打となった場合の敵陣への飛車打ちのダメージの違い。
銀が3一にいるのと4二にいるのとでは全く違ってくる。
正直な話、ここまで深いところまで読まれているんじゃあ、人間には勝ち目はない。