オウム特番を一応見た。
特に新しいネタはなかったが、オウムを知らない若い世代のために、たまにはこういう放送をすることも必要なのかもしれない。
まあ、しかし、再現ドラマの完成度の低さは酷いものだった。
もう少し何とかならないものかと思う。
そういうことは置いといて。
僕が注目したところは別にある。
上祐正大師がラフな格好なのとは対照的に、野田正悟師はスーツ着用だった。
これはいったいどういうことなのだろうか?
あそこでスーツを着る必然性はどこにあったのだろうか?
もしかしたら野田正悟師は、テレビ出演の後、どこかへ面接にでも出かける予定なのだろうか。
オウムの謎は深まるばかりである。(笑)
で、相棒の解決編。
たしかに仰るとおりで、人を殺してはいけないとは、どこにも規定されてはいない。
ただ、人を殺したら罰せられることが規定されているだけだ。
なので、罰せられる覚悟を決めている者には、人を殺すことを止めさせる手段が無い。
だが、普通の人間には人を殺したいという欲求など無いし、どんな状況であったとしても人を殺すという選択肢はないだろう。
それはたとえ自分が誰かに殺されそうになったとしても同じ事で、逃げて自分の身の安全を確保しようとは思うが、相手を返り討ちにしようとは思わない。
おそらく人間は、本能的に人を殺すということを避けるように出来ているのだろう。
だからこそオウム事件には、人を殺すための理由付けが必要になったのだ。
出来るはずもない救済という理由付けが。
そして逆に言えば、この理由付けが出来れば、誰でも人を殺せるということになってしまう。
困ったことに、人間という生き物は他の動物に比べて、遥かに知能が高い。
これからも、全く新しい別の理由を見つけ出してしまうのだろうと思う。
それを防ぐ手段は、残念ながら僕には思いつかない。