ロシアツアー45 | 法友(とも)へ

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この対戦はインターハイの勝利で終わったのだが、順当に決まったのかどうかは疑問も残る。


個人的には、高橋 克也のことだから技を極める最後の瞬間に優しさが出てしまい、ちょっと力を抜いてしまったのではないだろうかと思う。



実はこの後、同じくCBIのシンガーラピタル二段がインターハイと対戦し、シンガーラピタル二段が勝つのである。


シンガーラピタルは高橋 克也とインターハイの対戦を見ていたので、同じ技は食らわないということなのだろう。



まあ、しかし、事実はどうであったのかは、今となっては分からない。


インターハイは温熱で死亡したし、高橋 克也は接見禁止だ。


もちろん裁判員たちは、そんなアホなことを質問したりはしない。



それにしても面白かったのが、負けた方が再戦を希望し、勝った方がそれを全て断っているということだった。


サマナは高橋 克也に断られ、高橋 克也はインターハイに断られ、インターハイはシンガーラピタルに断られていた。


どいつもこいつも、負けたままでは終われない阿修羅の集団なのだなと思ったものだ。



そして、実はこの時、後ろで中川も見学していた。


中川はなんだか不思議な表情をして見ていたが、彼もまた柔道二段である。


僕の目には中川も対戦したがっているように見えたので、「やらないの?」と聞いてみた。



「いや、私はワークがありますので。」


と言って中川は断ったのだが、本当は自分も参加したかったのではないだろうか。


中川の目が懐かしいものを見るような、優しい表情になっていたように思うのは僕の気のせいだったのだろうか。