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随分難しいテーマを扱ったものだなと思う。


「なぜ人を殺してはいけないのか」という命題。



熊にせよ猪にせよ、人間に危害を加えれば殺される。


そして、人間に食われるのだ。


正当な裁判を受ける権利も無く、一方的に殺害される。


そんな冒頭シーン。



古くは、ワイルドセブンにおける退治。


最近では、サイコパスにおける執行。


ということになる。



そして、東大法学部の教授は、人を殺してみたいという欲求が抑えきれなくなる。


「なぜ人を殺してはいけないのか」


自分で考えてみても、その答えが思いつかない。



そこで、かつての自分の教え子達の中から優秀な者達を選び出し、その命題に答えさせることにした。


この試験の合格者がいなければ、誰かが死ぬことになる。


なぜなら、日本一頭のいい連中が、人を殺してもいいというお墨付きを与えたことになるからだ。



教え子の大学教授も官僚も、合格点を取ることは出来なかった。


天才杉下右京がどんな答えを出してくれるのかが見物だ。



ということなんだけど、人質を救出すれば事件は解決するので、この命題に答える必要があるわけではない。(笑)


まあ、大風呂敷を広げたのだから、それなりの答えは用意しておいてもらいたいなとは思う。



最近は子供向けアニメばかりがヒットして、サイコパスのような完成度の高い大人向けのアニメはあまり話題にならない。


なんだか寂しい気がする。



そう言えば、エヴァ急で、「将棋は打てるか?」というセリフを聞いた時にはがっかりしたものだ。


知らないことを無理に背伸びをして、完成度の低いものを作る必要はないかなと思う。